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変化を受け止めなくては、、、　

2017年09月08日
テーマ：テーマ無し

作年末、施設に入った母親は、暫くは帰りたいとよく泣いていた。でも少しずつ施設の生活に慣れていき、体調も今回のことがあるまでは大きく崩すこともなかった。認知症も進んでいたが、春ごろからはいつもニコニコ。今まで見たこともない穏やかな表情で、顔つきが変わったねと弟とも話していた。父親の帯状疱疹のための皮膚科、心不全のための循環器科、そして最近は泌尿器科にも通いだし、私はそんな父親の付き添いで病院通いに忙しく、施設に行っても母親にはちょっと顔だすぐらいで慌てて帰っていた。そんな状態でも、いつものイスに座って帰る私に笑顔で手を振っていた。「あんたも忙しいな〜」と言う母親に「おかげさんでほんま忙しいわ」と言うとケタケタ笑ってた。しかし、今回の入院、そして尿路感染の高熱ですっかり変わってしまった。ほとんど食べなくなってしまった。そしてほぼ寝たきり。昨日は久々にお風呂に入れてもらい疲れたのか、家で焼いて持っていったステーキ、まだ温かいのを細かくして食べさせても、要らないと吐き出す。施設の昼御飯が散らし寿司と茶碗蒸しだったので、普段なら好きな食べ物。細かくして食べさせるが、これも要らないと吐き出す。唯一食べたのが、弥生ちゃんに貰った炭酸煎餅。二日前はこまかく割って枕元にティッシュひいて置いたら自分で食べていたのに、昨日は手を出して食べようとしない。私が小さく小さく割った煎餅を口に入れてあげた。「これ、弥生ちゃんにもらったんよ」と言いながら、、、「点滴だけやったらあかんで。自分の口から何か食べないと。」そう私が言うと今までなら、「そうやな」と言っていたのに、昨日は頷くだけ。とうとう昨日は笑顔がなかった。一昨日の夜は、少し錯乱してたのか、「○美に電話して」と施設の人に何度も言うので電話の用件を聞くと、もうそのことは忘れていて、次は「昨日、泥棒が入って大変やったんよ」と言ってたらしい。そんな状態。でも点滴してるから脱水にもならず、血圧も酸素濃度もいい数値なので施設側としては安心な状況。でも私は、、、受け止めないといけないんやろうな。でもあんなにニコニコしていたのに、、、この時の最高の笑顔、もう一度見せて。

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