なんで?

ワイヤーいや 

2014年04月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:研究

  ちくわとこんにゃくの焦げ煮、半分食べて半分は「ごちそうさんの猫」にやった。多分、アホ犬の家の猫だと思うけど、平たい発砲スチロールの容器に魚の骨や頭を入れておいてやると、夜の間に来てキレイに平らげ、「ゴチソーサン」とお皿を俯けて帰るネコ。「ごちそうさんの猫」と名前をつけている。飼い犬は鎖に繋がれているから一生“ドッグフ−ド”で我慢だが、猫は自由だから好きな時間に好きな場所に出没し、変わったものは喜んで食べる。

 で、焦げ鍋の方だ。たっぷりの水に米糠を一掴み入れて火に掛け、沸騰させて冷ましてから洗うといいと昔母に教わった。祖母はおかずを焦がしたことがなかったが、母はよく焦がした。勿論わざとではない。煮ている時に人が来たり電話が掛かってきたりすると、火を消さずに「はい」と出るから焦げてしまうのだ。ポットが無い時分は、茶瓶の底にもよく穴を開けていた。

 お鍋に水を入れて、(糠)と思ったが生憎切れていた。代わりになにを? と考えて、油分ならヌカに負けないあれがいいと探したら、有った。古いきな粉。2回ほど使って缶に入れたまま置いてあった。昨年のお正月か、いや、一昨年やったか……日付を見たら、2011年だった。密封してあったのに、虫が粉綴りの巣を作っていた。何処から来て子供を産んで、どうして外へ出るつもりなんだろう? この密閉場所に穀象虫が何代も生れ変わり生れ変わりしていたら、どんなことになるのだろう?

 まあ、とにかく、きな粉を軽く一握り、焦げ鍋に入れてくらくらっと沸かした。冷ましてみると、鍋にこびりついていた黒い焦げは大方取れているようだった。不器量なワイヤーたわし……これ、ほんとに不器量……丸めた削り錫の真ん中にスポンジの芯があり、縛ってあった外側がボッカンと破裂して、見苦しいことこの上ない……で軽くこすると、たちまちピッカピカの鍋になった。へえええ。ヌカより優秀。ついでに流しも洗い、ガスレンジも掃除した。わっはっは。ラクピカ。別の鍋もみんなきれいにした。

 もう一つ発見。手がすべすべと綺麗になった。

 このブログ、数日前に別のサイトにアップした。年齢不詳の男性からコメントがあった。「うちも、ワイヤーたわし重宝しています」って。この日記の主はワイヤーたわしだったのか!?



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