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長島愛生園までことりっぷ(小さな旅) 

2018年08月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:お出かけ・海外旅行

先日、岡山県日生諸島にある国立療養所長島愛生園へ行ってきました。

8月初めで暑い日でしたが、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ風光明媚なこの島が、かつて苛酷な収容所島だったとは、今は想像できません。

国立療養所長島愛生園は、昭和5年日本発の国立療養所として誕生。

当時、らい病(ハンセン病)は、感染病ということはわかっていましたが、有効な治療法がなかったため、国の政策として隔離が行われました。

らい予防法により、患者さんは全国から長島に集められ、長い間隔離され収容されていたのです。

昭和23年頃には、島にはおよそ1700名もの入所者が暮らしていました。



園内には、残されている建物として、「収容桟橋」、「収容所」、「監房」、「旧事務本館」等があります。

旧事務本館は、歴史館になっており見学することができました。

見学者は多く県外から小型マイクロバスが2台来ていました。

現在、かつてのハンセン病は治っておりハンセン病患者はいません。
後遺症による身体障害や介護を必要とする人が多く、長島愛生園には172名入所されているそうです。

写真左:収容桟橋。ここから多くの入所者が上陸。入所者にとっては、社会や家族と別れの場になりました。

写真右:旧事務本館。この場所は、職員地帯に位置していて、入所者が近づくことは制限されていました。平成15年歴史館として開館。



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初めまして(^^♪

Yooさん

hillさん、こんばんは♪

鹿児島にも、国立ハンセン病療養所(星塚敬愛園)があります。
20代の頃行きました。
私が考えていたよりずっと、穏やかに生活しているように感じました。
偏見、差別のない社会の大切さや生き方を学ぶ場所だと思います。

2018/09/08 21:59:50

よく御存じですね〜♪

hillさん

「砂の器」をご覧になったのですね。
古い映画ですが、良く覚えていらっしゃいます。

映画「砂の器」では、主人公(天才ピアニスト)と父親が海を放浪するシーンが有名ですが、父親が放浪に出る前に収容されていた所が、長島愛生園という設定ですね。

2018/08/24 20:08:24

hillさん

ひなたさん

あの、映画「砂の器」で主人公の父親が収容された場所だった記憶がありますが。
見学してみたくなりました。

2018/08/24 06:56:15

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