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百日紅(ヒャクジツコウ)
2018年08月23日
テーマ:徒然に
澄んだ青空が広がりました。三十三間堂と宇治の平等院へ
鳳凰堂阿字(あじ)池にて
一見春を思わせるようなフレームは池に浮かぶサルスベリの花。
静かに見つめる鷺の姿が逸話の王子様を思わせる。
これは朝鮮半島に伝わる逸話です。
海の平穏を手に入れるためにある村の村長の娘が、海に巣食う龍神のいけにえとして選ばれました。まだ若く美しい娘は、悲しみにくれましたが村の為に決意をします。
しかし、丁度そこへ現れたのは国の王子。事の顛末を聞き龍神と戦う決心をします。死闘の末、龍神を倒し娘を助けました。
やがて王子と娘は恋に落ち、結婚の約束をしますが、王子は他国へ行く使命があるため旅を続けなければなりませんでした。
「百日後に迎えに来る」その言葉を残し王子と娘は離れ離れに。そして、待ちに待った百日後、王子は娘を迎えに行きました。
ところが、娘は100日を目前に病気でこの世を去り、再会を願っていた王子は嘆き悲しむことに。その後娘の墓から木が生え、美しい桃色の花がいつまでも咲き続けるようになりました。
これは娘の化身だと王子はその木に「百日紅」と付けたのです。
百日紅はサルスベリの別名。叶えられなかった二人の恋の象徴。
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