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日暮れて道は遠し
ブックスタンドのご紹介
2017年05月09日
テーマ:テーマ無し
ブックスタンドってありますよね。本好きの方なら、書見台という言葉もご存知かもしれません。本を見開きで固定腕のようなもので固定して、手で保持しなくても、見開きの状態に保持する文房具です。 製本技術の進歩かもしれませんが、またより廉価に提供するため本の綴じ部分は、糊付けして、一括綴じの方式が主流になってきました。小型の本では、ほぼこの方式といっていいかもしれません。 しかし、この綴じ部分の構造により、ちょっと困ったことが起きていると思います。綴じているノリが強いため、手を放すと、パタンと閉じてしまい、ページを開いたまま固定がしにくいのです。 両手で開いて読むのならばいいのですが、パソコンの入力作業の途中で本を参照したい時など、、両手がキーボードで塞がっているので、本を肘で押さえ込んだり、本にオモリを載せて閉じないようにしたり、けっこう苦労するのです。 また料理中のレシピ本を見開いてみながら、料理するときなども、同様です。ペタッと開く本もあるにはありますが、まだそれほど多くありません。 以前から、使いやすいブックスタンドはないかなと、探してきました。このごろのノリ綴じは、綴じが大変強いです。このような最近のノリ綴じ本を、しっかり見開きで固定できるものを探しましたが、なかなかいいものが見つからず、結論として、自分で作ってしまえ!と試行錯誤をはじめました。今から8年ほど前からです(ずいぶん時間かかっています)。 そしてこれが最終形かなと思えるブックスタンドが形になりました。また少量試作したものしかありませんが、自分自身で3年くらいほぼ毎日使い込んで、改良を重ねて出来上がったものです。 図1 正面図 図2 右側面図 ちょっと変わった形で可愛らしいでしょ?幅12cm、高さが10cmほどで、本体は、高級木の栓の木材からできているので木目が美しいです。真ん中に見えるのは、本を押さえる透明樹脂板の押さえ板です。本は約45度の角度で固定されます。 どのような使い方なのかというと、次の画像をご覧ください。本を開いて、上の方からスライドさせて、背板と押さえ板の間にはさみ、ページを固定します。ただ本を落とし込むだけです。固定のためのレバーの操作とか、調整はまったく不要です。 図3 本を固定している状態 図4 斜めから見たところ ページをめくる際は、本を持ち上げて次ページを開いて、またこのブックスタンドに落とし込むだけです。 ただし辞書のような厚みのある本とか、大型本には、現在のブックスタンドのサイズでは、対応出ません。すこし大型化したものが必要になります。現在は、B6版程度のサイズに対応します。 現在は、手作りに近い方法で、小量、製作している状態で、価格は4,800円(税込み)になる見込みですが、多少変動することもあります。 製造方法など、まだまだ検討中の状態ですが、変わった形の使いやすいブックスタンドのご紹介をさせていただきました。 (特許および意匠登録を申請中です。)
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