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そして神戸♪ 

2017年04月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

先週末から4,5日、郷里の兵庫県で
過ごしてきた。

今は、明石に住む姉夫婦の家が、
遠慮なく帰れる実家となっている。

二年ぶりに出掛けた郷里の兵庫県で、
港神戸の空気を吸い込んできた。

1995年(平成7年)1月17日に 発生した
兵庫県部地震から既に22年が経ち、
震災による甚大な被害の爪痕と思われる
ものは皆無と言って良いくらい、立ち
直っていた。
「神戸」という街は、さりげなく逞しく、
おしゃれな空気感はいまだ健在である
ことが嬉しかった。

かつての異国情緒あふれる「神戸」の
空気に少し変化を感じたが、北野町や
トーアロードを散策する時間も取れた。

今回の帰省の目的は二つ。

瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに
日本六古窯の一つに数えられる丹波焼き。
「立杭の陶の郷」を訪ねること。

もう一つは、神戸で育った小学校時代
のミニ同級会を帰郷した私と友人のために
開いてくれるということでの参加である。


「立杭の陶の郷」では、それぞれが
独立しはた工房を持ち、独特の手法で
作陶してギャラリーに展示されていた。
どこの工房も、ゆったりと流れる時間を
堪能し、気に入ればもちろん購入する
こともできる。
姉夫婦は「湯呑茶碗」をもとめていた。
さほど、高くはなかったみたい。

私は気に入った工房があれば、住み込んで
陶芸三昧の生活がしてみたいと…、
チラッと思っているのだ。


次の日は、これまた楽しみにしていた
「あの人は、今!?」とも、連絡が取れ、
私たち二人は、集合時間の3時間前に
会って色々と語り合っていようという
ことになっていた。

彼とは中学3年生で同じクラスになった
だけの同級生である。
(なんせ、13クラスあったのだ)
しかし、彼は家の事情もあり、神戸で
一番の公立高校の入試試験に落ちてしまい、
中学浪人となったことを聞いた後、その後
は皆が忙しい高校生活となり、そのまま
私の中では、彼のことも消息不明者に
なっていた。

何故か、その彼は一度だけ我が家に来て、
私の部屋で体育座りをして淋しい顔をして
じっと固まったままだった。
掛けてあげる言葉も、その当時の私は
もっていなかった。
私はその後の52年間、その時の伏せた
長いまつ毛を忘れることができないで
いたのだ。

今のこの便利な時代になって、メールや
Lineで簡単につながれる。
52年の時空間は、ひとっ跳びでかつての
同級生に引き戻してくれる。

高校受験で一年浪人生活を送った彼は、
その後は、完全に復活したようで、望みの
高校へ進み、国立大学へと進んだと話す。

お互い、中学生でも高校生でもない
酸いも甘いも噛分け、れっきとした
シニア年代で初対面のように出会えた
ことに乾杯である。
お互い、元気で会えるべき時が巡ってきて
実際に会えたことが嬉しい。


ミニ同級会は総勢13人で、重ねた歳を
忘れ、夜通し語り、飲み、歌って神戸の
一角である三ノ宮は、不夜城となった。

彼は来月には、東京組の仲間に会いに
来ると言って…別れた。


なんだかドキドキする一週間であった。



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