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銀座記念碑めぐり! 「江戸歌舞伎発祥の地」 

2016年06月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:銀座界隈

こんにちは。「えいげきブログ」の担当カワウソです!

歴史深い土地柄だけに、銀座界隈を歩いているとさまざまな記念碑に遭遇することがありますよね。今回はそのひとつをご紹介したいと思います。銀座中央通りを京橋方面に歩き、現在では東京高速道路が直上を通っていますが、かつての京橋を渡ってすぐを左に曲がると大きな記念碑が現れます。

歌舞伎好きな人ならピンとくるかもしれませんね。実はこれ、「江戸歌舞伎発祥の地」を記念し、昭和32年(1957年)2月7日に江戸歌舞伎旧史保存会が建立した記念碑なんです。碑の中央には松竹株式会社の創業者のひとり、大谷竹次郎さん題による「江戸歌舞伎発祥の地」の文字が並ぶほか、左右下部に日本語と英文で碑文が刻まれています。

碑文によると、寛永元年(1624年)2月25日に、猿若中村勘三郎が中橋に猿若中村座の芝居櫓をあげたのが江戸歌舞伎の始まりとのこと。中橋とは中橋広小路のことで、現在の八重洲通りにあたるとか。

現在では埋め立てられてしまいましたが、すぐ側で流れていたであろう京橋川のせせらぎや、江戸の町人たちがこぞって歌舞伎見物に訪れる様を想像しながら、記念碑から八重洲通り方面に歩いてみるのも一興です。

銀座界隈にはほかにも「京橋記念の碑」や「ガス街路灯と煉瓦銀座の碑」、さらには「銀座発祥の地の碑」など、たくさんの記念碑が建立されています。碑文を読めば、以外な事実や薀蓄に驚くはず。普段は見過ごしてしまいがちですが、銀座にお越しの際に訪れてみてはいかがでしょうか。



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