えいげきブログ

衛星劇場で歌舞伎を楽しむ! 

2016年05月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:歌舞伎

こんにちは。えいげきです!

衛星劇場では映画はもちろん、歌舞伎も放送しているのはご存知でしょうか。しかも毎月、最新舞台から秘蔵映像まで20本以上の歌舞伎作品をラインアップするなど、非常に力を入れています。確かに歌舞伎座などで実際にご覧いただくのがいちばんですが、貴重な演目や最新舞台をテレビで気軽に観るのも、衛星劇場の楽しみ方のひとつです!。

今回は、みなさんにもその楽しみを味わっていただきたく、5月に衛星劇場で放送される『お国と五平』を、演劇、映画ライター仲野マリさんによるコラム形式でご紹介させていただきます。興味がそそられたら、ぜひ衛星劇場でご覧ください!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
☆歌舞伎コラム☆ 歌舞伎彩歌
「あの場面、この場面」

今回は5月27日放送の「お国と五平」をピックアップ。

「お国と五平」の登場人物は夫の仇討ちのために国元を出た未亡人のお国、付き従う若党の五平、そして仇討ちの相手である友之丞の3人のみ。作者は文豪・谷崎潤一郎です。友之丞は仇として追われているのに、逆に虚無僧姿で逆にお国の跡を追い、ひそかに隣の部屋に泊まったりするうす気味の悪い男。今でいえば、正にストーカーといえましょう。ストーカーが起こす事件が頻発する昨今、友之丞の描写は自分のすぐ隣の人間にもあてはまるかのごとき現実味を帯び、息もつかせぬ緊迫感です。
けれどもただの「ストーカー話」に終わらないところが谷崎作品の奥深さ。加害者であり卑怯者であり「悪」でと、被害者であり忠義者であり「善」のまさかの逆転に、人間の心の闇と妖しさを感じずにはいられません。(文:仲野マリ)

更に詳しく読む
http://www.eigeki.com/special/column/kabukisaika_n06

出演:坂東三津五郎 中村勘太郎(現・勘九郎) 中村扇雀
(平成21年8月・歌舞伎座)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

仲野マリさんのコラムも読める「衛星劇場公式Facebook」はこちら!
https://www.facebook.com/eiseigekijo/
多彩なコラムや最新放送情報をご紹介!



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR

上部へ