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【「いい人」をやめると楽になる】 

2016年02月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

♪今 春が来てぇ〜、また、冬が来て〜
なんて、イルカさんの「名残り雪」をかってに
編曲したくなるような、変な気候が続いている今日この頃。

私は大好きなこたつで、あれこれする時間が多くなっている。

久しぶりに曽野綾子さんのご著書を読み返している。

この【「いい人」をやめると楽になる】
という本のタイトルに魅かれ、手に取ったのは
何年前だったろうか…。
新聞や雑誌、ご自身の著書から抜粋した小説(?)に
なっているエッセイ本である。

きっと私が「いい人」をやっている時に出会ったのだろう。
こんなタイトルに魅かれ、読みだした「いい人」←私。
多分、その当時は作家・曽野綾子氏と同じカトリック信者
(私はいい加減なクリスチャン)であるというだけで、
購入した、いい人=私。
しかし全編、読見切っていないということは、当時何か
違和感を感じたからなのだろうと、自己分析する。

おそらく、「いい人」を辞める気が無かったのだろう…(!?)

でっ、今回読み返してみると、どれも‘ごもっとも!’と
頷くことが多いのだ。
晴れて、ただの「いい人」から脱皮できただけなのかも
しれない(!??)
いや、年を重ねて成長しただけだと思うが。


曽野綾子氏が書かれた「まえがき」に
「いい人を続けるのに飽きるか、疲れてしまった方に
読んでいただければ、こんなにうれしいことはない。」と
いう最後の一文も面白い。
コピペして紹介してみたいと思う。

    +++++++++++

曽野綾子 1931年生まれ 
タイトル:「いい人」をやめると楽になる

・この本のタイトルを付けるにあたって・・・

小説家志望だった若いころ、私は同人雑誌の仲間から
「どんな複雑なことも、平明に書けなければならない。
平明な表現は慎みの一種である。分かり難い表現が高級な
ことを書いている、と思うのは、大きな間違いで、それを
悪文というのだ」と習った。

爾来(じらい)、その教えを胸にかいているが、今度この本に
題を付ける時もその言葉を思い出してしまったような気がする。      曽野綾子


以下「まえがき・・・」全文

ここ数年、私はときどき居心地が悪いことがあった。
世間の多くの人が人道主義を声高らかに唱えて大合唱をする。
自然保護、原発反対、日本の戦争責任追及。
しかし、私はほとんどどれにもはっきりとした確信が持てない。
私は畑が好きだから、多分自然愛好の心はあると思うのだが、
同時にマラリアを防ぐためには、原生林を少なくとも自分の家の
周囲までなら切らなきゃ到底住めたもんじゃないのになぁ、などと
考えている。

私は、自分がかなり狡くて良くない人間なのだ、とますます
はっきり自覚するようになった。
しかし、いい人をやめたのはかなり前からだ。理由は単純で、
いい人をやっていると疲れることを知っていたからである。

それに対して、悪い人だという評判は、容易に覆らないから
安定がいい。

いい人はちょっとそうでない面を見せるだけですぐ批判され、
評価が変わり、捨てられるからかわいそうだ。

私の人生の残り時間ももう多くは無いが、まだ書きたい
ものがある。
それらのテーマを表す作品の予定を整理していたら、内容
は全て人間の悪の姿だった。
しかし、私は悪を興味本位で書くのでもないのだ。

印象派は、光が本来描けないものだから濃い陰を描いた。
というのが、私の小さな決意になった。
かなり昔から発生していたそういう私の姿勢を示す片々が、
ここに集められている。

いい人を続けるのに飽きるか、疲れてしまった方に読んで
いただければ、こんなにうれしいことはない。
作者冥利に尽きるというものである。   

                曽野綾子1999年1月
       +++++++++++++



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ドンさん、コメントありがとうございますm(_ _)m

彩々さん

ナビ登録されてまだ日が浅いと書かれていましたね。

私たちのような団塊世代も多くですが、年齢の幅は
広いですから、良い勉強にもなります。

ものごと、経験した事は容易に想像がつきますが、
下方向をたどるであろう肉体的な事柄や、それに伴って
出てくる精神的なことなど、こうしたBlogを通して
お互い、元気の交換ができればと思っています。

何処に行っても、65歳以上の高齢者の波。
無彩色なシニア軍団にならないよう、何をするにも
色があり、スマートさを忘れないシニア軍団で
居たいと思いますよ。

2016/02/22 07:50:20

はじめまして

さん

曽野綾子さんはズバズバ言うから好きだな、

確かにいい人ぶると疲れるかも、ブログもそう、カッコいいブログばかりだと疲れる、だからラブホのこと書いた^^、
興味がある人もいるかな〜と思ってね、でもああいうの書くと女性には嫌われるね、まだここは入会したばかりだから、今は嫌われたくないからあまり書きたくない、矛盾してまする^^

2016/02/21 19:15:23

ミツバチさんへ

彩々さん

その答えは、曽野綾子氏がこの本の「まえがき」に
紹介されておられる通りだと思います。


>理由は単純で、いい人をやっていると疲れることを
知っていたからである。
それに対して、悪い人だという評判は、容易に覆らないから
安定がいい。

2016/02/20 01:49:00

楽になる

さん

 
 「いい人」やめると楽になる

 「楽になる」とはどのような意味
 
  なのですか?

2016/02/19 21:13:44

澪さん、おはようございます。

彩々さん

こちらまで、笑顔と元気を分けていただける
澪さん。
中高年の星(古っ!)です。
でも、そうですよねぇ…
くたびれた顔は見せられないお仕事ですものね。

ご自身で鼓舞してでも笑顔で居る、健康体の元気印で
居続ける、実際、これは大変だと思います。
時には、胸中で思う事と言葉にして口に出すことが
違ったりすることもあるでしょうね(!?)

私の仕事も人が聞きたくないこと、嫌がることを
心を鬼にして、あえて伝えることが必要な仕事です。

お互い、ストレスが掛かる職種ですよね。

まえがきの中に「それに対して、悪い人だという評判は、
容易に覆らないから安定がいい。」

普段の人間関係で、いい人ばかりじゃなく
「悪い人」に成きるのも悪くないと思いますが
これにも、覚悟と度胸が要りそうです。
結局、私はこれからも、ほどほど路線で行くのかなと
思いますが…。

2016/02/18 08:13:43

(o'∀')o,_,)o'∀')o,_,)ゥンゥン

澪つくしさん

若い頃は大人にみられたくて、
いい人を演じていたと思うわ!
特に親戚のうるさ型の前ではね!

今の仕事を始めてからは、立場上対象者に
不快な思いを与えないように、細心の注意を
払って来たことは、当然の事!仕事ですものね!
女性ばかりの中のいざこざは、日常茶飯事!
言いにくい事を言うのが私の役目!
いい人振るなんて・・・ 考えてたらやってらんない!
そんな脳天気でお人よしな性格ですから。。。

”笑顔と元気”が身上の仕事がら、昔は頬っぺたが
疲れたって感じた記憶もある様な気が〜(*^-^)ニコ

習慣って恐ろしいわね!
30年も続けてると癖になってしまってるみたい!
気を付けなければいけない事は・・・
不祝儀の席での、笑顔の封印ですm(__)m

”いい人をやめる”って〜
飽きるにしろ、疲れたにしろ、
自分に無理してたって事なんでしょうね!

2016/02/17 23:34:28

シシーさんへ

彩々さん

充実した人生だからこそ、言葉にできる
一言だと思います。

>これが、わが人生の軌跡だったような気が・・

ご夫婦そろっておられるシシー家ですが、
どちらかがどちらに頼るという気配が有りませんね。
それぞれが、ちゃんと自立してらっしゃる。
そうじゃ、有りませんか?

お二人共がセットで「いい人」で、「いいご夫婦」って
印象が強いですが!?
無理なく、自然と人を磁石のように引き寄せますもの。
シシーご夫妻は「いい人をやめる…」必要は、ない気がします。

2016/02/17 12:25:38

Soyoちゃん、コメントm(_ _)m

彩々さん

物書きで忙しくしているのでしょう!?

私もにわかにプライベートが忙しく(#^.^#)
ナビも流し読みさせていただいてます。
今日も銀座で、Wデートです。(大嘘です)

曽野綾子史の「まえがき」にある
>私の人生の残り時間ももう多くは無いが

というくだりで、気づくことは…
悪の中に真実があると言いたい気がします(?)

悪を見てきた人、心の中に巣食う悪を持つ人が
真髄を衝くクールな小説や文章が書けるの
でしょうか。

Soyoちゃんはホットとクールさをバランスよく
兼ね備えておられるぅ。

物を書く作家さんは、自分を如何様にも表現でき
やっぱり素敵な稼業です。
ピッタリな仕事だと思うので、静かに応援しています。

2016/02/17 12:12:23

煌々さんへ

彩々さん

煌々さんのコメント読ませていただき、はっとしました!

>どこでやめるかが問題です

確かに私がこの本を再度手に取り、パラパラ読んでみて
頷くところが多いのは、考えてみれば主人亡きあとの
「ぼっち」になってからです。
主人の現役時代、子供の育ちざかりの時期は
「いい人」を求められ、求めていました。

人は何かをきっかけにいい人にも、悪い人にも
なれるのでしょう。

2016/02/17 11:34:53

チ、チッチ

彩々さん

ゴク兄いへ

>「悪い人ね」が、もてているんですよ。
これは女性が男性にいうときの、言ってみれば
褒め殺しってヤツです(笑)

でも、考えてみたら私メ、こんな大年増になってる
のに、未だ使ったことないです。(#^.^#)

2016/02/17 11:14:31

コメント欄も、楽しくて

シシーマニアさん

曽野綾子さんって結構、人生論的な随筆を色々書いてますよね。

若い時に読んだものは、自分には余り伝わってこなかった記憶がありますが、受け取る方の精神的態勢が、大いに影響しているのだと思います。

彩さんが、コメント欄で答えてらした、
>悪者になりたくないという逃げの態勢でいる人


これが、わが人生の軌跡だったような気が・・。

そして、吾喰楽さんのコメントには吹き出してしまいました。

2016/02/17 11:08:54

秋さん、こんにちは

彩々さん

曽野綾子さんにしろ、こりあんさん(名前出てこない ><;)
もクリスチャンで、すごくまじめかと思えば、まじめに
すっ呆けるところが好きでした。

秋さん、ホント、年を重ねると「醍醐味」とか
「覚悟」という真の意味合いが理解できますね。
身体でも心でも!
なんか禅問答みたい!?

2016/02/17 11:06:38

何をおっしゃる喜美さん!

彩々さん

>今の私は良い人でも悪い人でもない自由人です

自由と言い切れることが、喜美さんの生きざまを
映し出しています。
真の自由人は経済的にも精神的にも自立してこそ
喜美さんのように言い切れるものです。

喜美さんのように自立心旺盛で個性が有れば、
人をも豊かにできて、人生楽しく生きられますね。
憧れです。

2016/02/17 10:56:36

とっくに止めてる

さん

いい人を止めたのは、もう何十年前か?
さりとて、悪い人でもないし、優しさも充分持っていると、本人は思っています。
ただ、皆さんには申し訳ないけれど、足跡御礼しないのも、私の考え。
大言壮語も、自身を鼓舞する為。
ナビという狭い世界でも異端児(婆)かも?
歳をとる毎に、面倒なしがらみを切り放しているような気がします。

2016/02/17 09:50:10

脱逆

さん

確かにいい人をやめれば気が楽になる
一理はあると思います
どこでやめるかが問題です
今やめてしまえば、この先どうなる
じゃ数年後やめれば良いじゃないかと思う事もあります
此、ジレンマをどう乗り切るかが課題ですよね
こう言う私も中々出来ない性分ですかね。

2016/02/17 09:35:51

悪い人

吾喰楽さん

おはようございます。

女性から「いい人ね」と云われる男性は、もてていないことが多いです。
「悪い人ね」が、もてているんですよ。

2016/02/17 09:20:19

たまちゃん、おはよ!

彩々さん

この本は小説ではなく、短編になっているので
どこからでも読めます。

でも、確かに読んでると
>深いですね〜
といえる箇所もあり、それなりに勉強になりますよ。

いい人ぶるって、常に人それぞれだからと苦言を呈するより
’いいんじゃない!?’と勝手に考えろと、やんわり
押し戻す行為で印象をよくするタイプでしょうか!?
悪者になりたくないという逃げの態勢でいる人に
多い気がします。

2016/02/17 08:58:33

自分の信念を貫く。

秋桜さん

ことが、自然体で楽に生きられることのようにように思えますね。
若いころはいろいろ捉われがありました。
年を重ねるというのはそんな醍醐味も
ありますね。

2016/02/17 08:04:01

喜美さん

今の私は良い人でも悪い人でもない
自由人です 人からなんと見られるかは気にしません 余り迷惑な悪い事は
したくありません 余生楽しく自由に生きなければつまらないわ

2016/02/17 07:56:41

深いですね〜

さん

何にも言えねぇ〜
が本音です。
たまには本も読まないといけませんね。
基本はみんないい人なんだけどね〜。
いい人ぶると疲れるでしょうね。
いい人ぶらないことでしょうか。

2016/02/17 07:14:37

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