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そして、こうなった 

2015年11月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:陶芸生活

10月後半の穏やかな土曜日だった。


轆轤の台に捏ねた土をドンと置いた瞬間、

「何を作ろうか…!?」轆轤を回しながら土を

上げたり下げたりを数回繰り返す。

これを‘土殺し’と云い、土の中にある空気を
追い出しながら、作品となるものの芯を出して
行く、土台となる大事な作業である。

何故この作業を「土殺し」なるコワイ言葉で言うのか。

土に空気が入っていると、熱い窯の中でそれが暴れる
ことがある。

土の中に閉じ込められた空気が、炎の中で爆発し、
割れに繋がったり、他の作品まで被害を及ぼす事が
まま、あるのだ。

‘土殺し’の工程では、土を鎮め、作陶に向かう
己の邪心を追い払うのである。
とっ、私はそう納得する。
まさしく、修行の場、自分と向き合う時間で
ある。
「そうだ! そう、思おう」この土捏ねの段階で
野心は要らないのだ。
無心になって、無の境地で土に向かうことが
大事なのだと、やっと解った気になったその土曜日
だった。

お〜、エラそうに…修行僧かっ!?

そんな、自問自答を繰り返しながら
そうだ! 細くて高さのあるモノを造ってみたい。

高く、高く、轆轤を引いてみたい。

ここで、既に野心だらけである。

そして、こうなった。

     でも、まだ先は見えない。



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秋さん、こんばんは

彩々さん

タイトルありきで恥ずかしい内容ですが

轆轤では思ったようにできず妥協の
連続です。とほほ、、

2015/11/27 18:23:14

そして、こうなった。

秋桜さん

何だが小説の表題の
ようですね。
それにしても立派な作品が完成しましたね。

2015/11/27 16:32:44

シシーさん ありがとうございます

彩々さん

ちょっと大げさな思いを書いてしまい、お恥ずかしい
です。

陶芸はご存じかと思いますが、大きくは紐作りと轆轤引きが
あります。
土は生きものです。
轆轤で引き上げた後もねじれがあると
元に戻ろうとする性質があり、こちらの思いを
裏切ってくれます。

陶芸歴8年目に入り、電動轆轤に向かってやっと土の
性格が解り始めた次第です。
冷たい土や水を使う作業。
完璧主義の先生は、なかなか褒めてもくれません。
ものづくりって、宗教的な気持ちに帰れて
嫌いではありません。
無心に成れることを求めて、轆轤に向かっている
のかも知れません。

2015/11/23 14:58:40

藤の花さん、再度ありがとうございます。

彩々さん

>鉱物採集オタクですので

色々な物を創り出されていらっしゃるようで…
御影石の灯篭のようなものでしょうか?
実物を拝見したい思いです。

2015/11/23 14:23:58

「揺らぐ灯り」なのですね

シシーマニアさん

>‘土殺し’の工程では、土を鎮め、作陶に向かう
>己の邪心を追い払うのである。

とても孤独な作業ですね。
「無心になる」って、これほど難しいことはあるだろうか、と時々思います。

その結果も、はっきり作品に現れますし・・。

でも、素敵な時間ですよね。

2015/11/23 13:11:09

石の行燈

藤の花さん

鉱物採集オタクですので敢えて。
平に御影石片を互い違いに積み重ねて接着、彩々さんのような形にして、中に5Wのランプを入れた物作ってあります。

2015/11/23 10:28:38

藤の花さん、ありがとうございます!

彩々さん

おはようございます。

製作途中をUPして、ナビ友さんたちから
アイディアをいただこうなんて、姑息な事を
考える彩々です。(笑)

>筒に模様を切って、

画像は、凹凸の凹の位置に切り込みを
入れる前のものですが、ろうそくを入れて
「揺らぐ灯り」にしようかと…

LEDで色々な光も楽しめますよね。

2015/11/23 04:45:11

考えた

藤の花さん

記事見て自分が造るのはあれしかない。
筒に模様を切って、中にLEDを入れて、又は外向きに埋めて行燈/常夜灯もどきを作りたいと、考えた。

2015/11/22 15:47:55

Reiさんへ

彩々さん

ものづくりの工程は、それぞれでしょうが
クリエイティブな世界の評価は難しいですね。

‘好きこそものの上手なれ’という諺がありますが、

好きであれば上達するものでもなく、単に
「下手の横好き」と言われないよう、きっちり
各種技法を身につけて行きたいと思ってます。
ハァ〜。。。。

2015/11/22 11:24:36

澪さんへ

彩々さん

厳しい先生は、土の捏ね方から、釉薬の掛け方から、

常に初心者と同じように細かくアドバイスが入ります。

20年近くこの先生の元に通って来ているお仲間でも

たまに注意されていますが。

7年の経験があっても、陶芸の技術的な物が身に
ついていないのではと、凹みそうになりながら
通っています。

>"水盤の中心において、上から水を流して・・・(循環)"トカ。。。

あ、この循環型機械持ってますよ。
ベランダに置いて、それも良いかもです。
ありがとうございます。

まだまだこれを更に削って→素焼きして→
釉薬掛け→本焼き→出来上がり 
長く掛りますの〜。

2015/11/22 11:10:30

風夏さん、コメントありがとうございます。

彩々さん

旅で懐かしさの中に浸って来られた
ようで、良いかったですね。

>土殺しですが、凄い呼び方を考えた人はちっと変人かな

陶芸で轆轤引きの時は、必ず土をこの殺し方(笑)で
粘土をおとなしくさせて、扱いやすくします。
「女殺し」、これも男性を評価する時と
同じ意味かもしれません(??)
あれ、変な方向へ…

2015/11/22 10:57:53

何だかステキ

Reiさん

作る過程が楽しくて、出来上がりがどうなるか、ワクワクする・・・私のパッチワークにも似ています。

これからどうなるか・・・楽しみですね。

「土殺し」も「半殺し」も知りません(>_<)

2015/11/22 10:01:07

何になるかな??

澪つくしさん

う〜〜ん・・・σ( ̄、 ̄=)

いろいろ想像(妄想?)できて楽しいですね〜

"中に灯をいれて、ベランダに置く灯篭とか・・・"

"水盤の中心において、上から水を流して・・・(循環)"トカ。。。

陶芸の楽しさって、そう言う所にあるんですd(^-^)ネ!

2015/11/22 10:00:11

工程

さん

色んな物を作るのに呼び名は色々有りますが
土殺しですが、凄い呼び方を考えた人はちっと変人かな
土殺し・半殺し・女殺し、、、。
殺しも色々ですね。

2015/11/22 09:00:11

ご丁寧に。

彩々さん

ゴク兄い、一つ賢くなりましたわ。

>シニア世代で、ご存知ないとは・・・
ええ、まだ若いもんで(大笑い)

確かに、きりたんぽなどもそうしますよね。

2015/11/22 08:29:08

喜美さん、コメントありがとうございます

彩々さん

本当ですね!
何を創ろうか(!?)って、アバウトにイメージしている
段階は楽しい「時」です。

陶芸に関しては、1200度以上の密閉された
窯の中は、作品の運命は炎にゆだねられます。
イメージ以上の仕上がりに成ったり、残念賞も
あったり・です。
奥が深くて…多分、一生の内、納得できる
作品に仕上がるのは数点出来れば良い方だと
思ってます(ガクッ ><;)

2015/11/22 08:18:16

半殺し

吾喰楽さん

炊いた飯の飯粒が、半分くらい残して潰すことです。
ぼた餅の餅にします。
きりたんぽや、五平餅もそうですよ。

シニア世代で、ご存知ないとは・・・
お育ちになった、地域差でしょうか。

2015/11/22 08:17:36

準備

喜美さん

何事も下準備の時は色々考えますね
私は風景まで 誰とまで 結果は
度々異なりますけれど その時は楽しいです 貴女もその時は夢もあり楽しいでしょう 違うかな?

2015/11/22 07:55:04

朝から物騒(笑)

彩々さん

>料理に「半殺し」という言葉がありますね。

この言葉は知りません。
どういうとき使うのですか?

作陶中のもので昨日はまた湿り気が抜けないよう
ビニールで覆ってきました。
まだ、これからも手が加わるのですが…
だから「そして、こうなった」という事に
しようと思っているのですが。
さぁ、どうなるでしょうか!?

2015/11/22 07:48:08

土殺し

吾喰楽さん

おはようございます。

空気を抜くことは分かっていますが、「土殺し」という言葉は知りませんでした。
料理に「半殺し」という言葉がありますね。

製作中のものは、花器ですか?
それとも、単なるオブジェ?

2015/11/22 07:30:11

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