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尺八と横笛吹きの独り言
誰かさんの、ご活躍のお写真よ・・・・
2011年07月05日
テーマ:テーマ無し
●ボランティアでの篠笛
なかなか自分の吹いている写真はないものです。
デジカメで写真をとっていただくのはむずかしい。撮っていただいて見たら逆光でした。ちょっと暗い。
でもこんな格好でいつも吹いています。
佐渡おけさ・ソーラン節・花笠音頭・炭坑節などが篠笛での出番だわ。
黒い半袖シャツに黒い色に近いズボンでボランティア会場に出演する。
暑いです。
「佐渡おけさ」でしたら・・・・
タララタララの三味線伴奏が冒頭に入る、この最後のラで篠笛は入ります。
ここが乗り遅れるとダメ。
次に篠笛さんは独奏状態になる。三味線は違うメロディ・・・・間だけは同じにする。
自己主張・間を邪魔しない。勇気をもって飛び込んでいきます。
ハイ!
タラララララ タララ ラララららら ラララ
タララ タララ ラララら たらら と篠笛が入る。
「ああー佐渡えええ・・・・アリャサ」となる。
なんどやっても緊張し、なかなか70点はいかない。65点位です。
●「秋の山唄」
はいどうぞ・・・・竹ものですから三味線はつきません。
「秋の山唄」では・・・・
「アア守りイイイ いいがああああああみいいいよお・・・・」が前奏です。
前奏は人により師匠により、会派により、個人によりまちまちです。
およそ、曲の最後の一節を採ります。
師匠はこうするが、私はこうします。師匠がいない会場ではこっそり違う前奏でいくことがある。
●ハイ次・・・・「南部牛追い唄」
この方の場合は7寸での吹き方で唄う。実際には2尺2寸の2本ですが、7寸のレローと覚えておきます。あとは唄任せ・・・・
この7寸で吹くほうが味がでる。
2尺2寸では重く腕がきつい。息が続かないことがある。
要するに裏吹きで吹いたほうが、イイ場合もある。
●集合写真ができました。
先日の「おさらい会」の「はちゃめちゃ」民謡旅行での集合写真。
楽しかったねえ・・・・
ハチャメチャ民謡旅行の詳細はコチラです。
http://blogs.yahoo.co.jp/shakuhachi_fue/52092819.html
●お約束
「唄えない方は手拍子をしてね」
「京の踊りは三曲準備しました。みなさん参加してね・・・・職員の方は全員参加が条件よ」
こんなプログラム内容でした。
いつもと違うのは「礒節」「津軽山唄」が入りました。
これは前回にリクエストがあった曲でした。
真室川音頭・松の木小唄・・・・みなさん本気で声を出しておられました。
この民謡ボランティアもだいぶ定着してきましたね・・・・
職員の方も協力的。我々13名ほども手際よく舞台セッティングする。
「礒節」は三名で尺八を吹きましたが・・・・お一人のほうがいいねえ・・・・
「津軽山唄」も尺八は一人がいい。唄によっては複数でふかないほうがよい。
礒節などは、間がむずかしく・・・・歌手と尺八との「あうん」の呼吸があって味がでる。
これは複数で吹くと茨城の大洗海岸の礒の香がすっ飛んで、ウント味気なくなるものだ。
次回のリクエスト(3〜4ヶ月後)曲
江州音頭・三階節・江差追分・・・・
●こんな会場でした。
先日のボランティア民謡では近隣のケアセンター・・・・
ほとんどが車椅子の方でした。
我々のボランティア仲間のお母さん、お父さんも入所されている。
会の進行途中で会員のお母さんやお父さんを紹介する。
皆、85才位ですこぶる元気。
「オーイ父ちゃんやあ・・・・息子が演奏に来たぜ」
「オーイ母ちゃん・・・・娘が踊ってるよ・・・・」
息子(50代)や娘(60代)の晴れ舞台にもなっている。
今日は福島の相馬から避難されている方がこのケアセンターにいたようだ。
急きょ・・・・
「新相馬」を吹くことになった。
うまい歌手もいる。よしやりましょう・・・・
♪・・・・
唄うほどに、会場がシーンとして、私も涙目になりそうだった。
「頑張れにっぽん・・・・」「頑張れ相馬・・・・」
相馬の方(男性)もじっと聞き入っている。
唄も渋くよかったねえ・・・・
私もリクエストにささっと答えられ満足。
大拍手・・・・いいねえ。民謡が心を慰めたり、元気づけたりする瞬間だなあ・・・・
伝統的な相馬の野間追いも、復活するそうだ・・・・
多くの馬がいなくなり、伝統をひきつぐ方の多くが被災され・・・・
その中で伝統を守ろうとしている心意気に感動する。
「なんとしても野間追いをやるんだ」そんな声が聞こえた。
気仙沼漁港での初セリのテレビ画面・・・・皆それぞれにうれしさがにじみでていた。
「うれしい」「こうして再開できたことがうれしい」そんな場面も脳裏に出てきた。
頑張れニッポン・・・・敗戦の焼け野原から無一文で復活したニッポン。
三陸の方達は頑張っている。きっと復活できる。
そっとそっといつまでも応援するしかない。
●おまけ
自宅でも震災後の省エネ作戦が少しづつ進行している。
・お便所の便座電源を切った。使うときだけ電源を入れる。
・デジタル時計の電源を切断した。
・蛍光灯の3本を2本にすることを考えている。
・庭のゴーヤ簾が元気に成長しつつある。
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