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吾喰楽家の食卓

落語と蕎麦 

2017年08月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

一口に落語と云っても、色々ある。
江戸落語と上方落語、古典落語と新作落語、滑稽噺と人情噺などに分けられる。
どれが良いかは、個人の好みの問題だと思っている。
それらを、明確に区分けするのは難しい。
上方落語協会(大阪)に所属している笑福亭鶴光は、落語芸術協会(東京)の会員でもある。
また、どんな古典落語も、最初は新作落語だった。
古典と新作の、両刀使いの噺家も少なくない。
さらに、滑稽噺にはオチがあるから、落とし噺と云ったのが、落語の語源らしい。
オチが無い人情噺は、元々は落語とは別物だという。
ところが、近年、人情噺にもオチがあることが少なくない。

蕎麦にも、色々ある。
太い蕎麦と細い蕎麦、黒い蕎麦と白い蕎麦、歯応えが良い蕎麦と喉ごしが良い蕎麦などだ。
どれが良いかは、これまた。個人の好みと云える。
それらの違いは、地域性もある。
現役時代、美味しい蕎麦に巡り合えることがあるのも、出張の楽しみだった。
蕎麦は、三たてが、美味しいと云われている。
挽きたて、打ちたて、茹でたてのことだ。
もっとも、これとて、伸びた蕎麦が好きだという人が、居るかも知れない。
食べ方も、手繰った蕎麦の先端に汁を付け、すすり込むなど、細かい作法があるらしいが、自分の好きな方法で食べれば良い。
もっとも、本社の近くにあった老舗店の汁は、辛くて、とてもじゃないが、たっぷりとは付けられなかった。

今更、云うまでもないが、落語も、蕎麦も、大好きである。
「三度の飯より」とか、「寝食を忘れて」という言葉がある。
でも、食いしん坊だから、どちらかを選ぶとしたら、蕎麦に軍配が上げたい。
毎日でも構わないのは、落語も、蕎麦も、同じことだ。
一昨日の日曜日は、国立演芸場へ行ったので、Eテレの『日本の話芸』を観られなかった。
昨日、再放送で金原亭伯楽の『井戸の茶碗』を観た。
若い頃、桂太の名前で、テレビやラジオで活躍していたから、ご存知の方も多いと思う。
好きな噺家の一人であり、好きな噺の一席だ。
これからも、好きな落語と蕎麦を大いに楽しみたい。
それには、健康かつ世の中が平和であることが大前提だ。

   *****

写真
8月14日(月)の昼餉と夕餉



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