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吾喰楽家の食卓

平和の願い 

2017年08月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

昨年の九月、義妹達と九州を旅行した。
旅行を企画した鹿児島出身のご夫婦が、案内してくれた。
極力、観光地化された所は避ける方針で、具体的にはお任せした。
計画の中に、神風特攻隊出撃基地が含まれていた。
全国的には知覧(ちらん)が有名で、私も名前は知っていたが、鹿屋(かのや)を勧めるので、行くことになった。
鹿屋の方が、人員も、機体数も、知覧を上回る規模らしい。
でも、規模が大きいから推奨したのではなく、知覧より観光地化されていないのが、その理由だった。

お盆の迎え火の日、池上彰のテレビ番組で、特攻を特集していた。
番組では、主に知覧を取り上げていたが、鹿屋にも触れた。
それを見て、昨年の旅行を思い出した。
鹿屋の海上自衛隊基地の中にある、鹿屋航空基地資料館が印象に残っている。
旅行は総勢で六人だったが、皆と少し離れて見学した。
若い特攻隊員の遺書や遺影を見たら、泣くのは想像に難くない。
見学を終え、知覧でも良いから、多くの人に資料館を見て貰い、戦争の悲惨さを心に刻んで欲しいと思った。

母方の叔父は、フィリピンのレイテ島で戦死している。
陸軍上等兵だった。
祖母は、私が小学校二年生のときに他界した。
亡くなる間際まで、息子の戦死を受け入れなかったそうである。
戦争が終わってから、十年の歳月を要した。
唯一の兄弟である弟を喪った母は、折に触れ、戦争の悲惨さを私に話した。
幼心に、絶対に戦争をしてはいけないと思ったが、その考えは現在に至っている。

昨日、東京の日本武道館で、全国戦没者追悼式が行われた。
式典の模様を、テレビの生中継で見た。
その進行に合わせ、南東方向を向いて、黙祷した。
多くの人は、戦争をしてはいけないことは分かっている。
それを避ける為には、自分に何が出来るか考え、それを実践する必要がある。
選挙で、平和な国造りを託せると思える人物や政党に、一票を投じるのもその一つだろう。
折角の権利を放棄するのは、とんでもないことだ。

   *****

写真
8月15日(火)の昼餉と夕餉



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喜美さんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

知覧へ、行かれましたか。
一人でも多くの人に、見て貰いたいですね。

戦争は、勝っても、負けても、多くの人が犠牲になります。
それでも、戦争をするのは、人間の愚かさですね。

終戦、一ヶ月前とは、お気の毒に。
私の生家は、幸い無事でした。

近所に「爆弾池」がありました。
爆弾が落ちた跡に、水が溜まって出来た池です。

2017/08/16 19:05:12

知覧

喜美さん

私あそこに息子があの人たちと同じ歳の時に行き泣きました
本当に戦争はバカバカしい事ですね
私も家も財産も全部終戦1か月前に焼け出されまあした15歳でした

2017/08/16 18:49:50

みのりさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

昨年の9月中旬、4泊5日の旅行をしました。
鹿児島空港で借りたレンタカーで、天草や鹿児島を回りました。
やはり、鹿屋が印象に残っています。

2017/08/16 15:31:02

旅行

みのりさん

 義理妹さん家族と
旅行をされたようですね
 ステキな思い出ですね

2017/08/16 13:47:14

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