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吾喰楽家の食卓

鶏飯(けいはん) 

2017年04月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

数日前、行きつけのスーパーで、レトルトパウチの『鶏飯』が目に留まった。
“けいはん”と、振り仮名があった。
袋の写真を見ると、スープカレーのイメージだ。
説明文によると、江戸時代の奄美大島が発祥らしい。
こちらでは、『鶏飯』は“とりめし”と読み、御飯の上に鶏肉や卵のそぼろを載せた、上州名物である。
同じ漢字なのに、訓読みと音読みで、意味が違うのを面白く思った。
『鶏飯』の製造者は三重県だったが、説明文の奄美大島に惹かれ、買うことにした。

今から四十数年前、奄美大島に一ヶ月ほど滞在したことがある。
飛行場は北端の笠利村(かさりそん)にあり、中心部の名瀬市(なせし)の外れにある、大熊(だいくま)までバスに乗った。
笠利村は、その後、笠利町(かさりちょう)になり、名瀬市、住用村(すみようそん)と合併し、今は奄美市になっている。
このように、奄美大島では、町と村は音読みなのである。
因みに、わが寄居町(よりいまち)は、訓読みする。
日本の地名は、音読みや訓読みが、混在するから厄介だ。
使い分けは、学術的な意味があるのかも知れないが、詳細は知らない。

昨日、昼餉に『鶏飯』を食べてみた。
おもてなし料理として定着した、奄美大島の郷土料理らしい。
とはいえ、滞在していた一ヶ月間に、一度も食べたことがなかった。
レトルトパウチのまま湯煎して、熱々の御飯に載せた。
鶏の旨味と、柚子の香がさわやかで、自分には無縁のことだが、食欲がない時でも、美味しく食べられそうだ。
他には、沖縄のモズクと高知のやっこねぎを使った吸い物と、博多の高菜漬の油炒めを用意した。
意図した訳ではないが、南日本の献立が揃った昼餉を食べながら、四十数年前を懐かしんだ。

   *****

写真
4月19日(水)の昼餉と夕餉



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みのりさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

レトルト食品は、非常食に重宝ですね。
でも、カレーの他は、あまり食べません。
仰せの通り、疲れているときは、便利です。

2017/04/20 09:41:26

鳥飯

みのりさん

 吾喰楽さん
レトルトの”鳥飯”があるんですね
疲れて時やたまに食べたいですね

2017/04/20 08:52:14

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