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教えられるブログ2

忘年登山は完璧な景色に出会う2 

2016年12月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:山歩きと登山

簡単な宴会は終了する。

そして従業員から夕飯の呼び込みが入り
各々テーブルへ着いて行く。

夕飯はカレーライスが定番です。
山小屋で頂くご飯は特別に思える。簡単な
食事と見えますが味の良いご飯だ。


腹一杯に詰め込む人が多い、お代わりが
出来るし明日の歩きに頑張るエネルギーを
蓄えるのです。

和やかな夕食は終わりロビーに移動する、
茶菓子で持ち時間を進めてた。

時折外に出たりし夜景を見たり星空観測も
したりで酒を抜いている。

防寒着を着てないので寒さは直に伝わり
立ち止まってる時間は無い。

そそくさに部屋に戻った。気温はマイナス2.4
度と下がっている。

もっと下がれと言っても天候が良すぎる結果
霧氷は起こらないとオーナーに聞かされた。


一寸残念な気持ちだ、仕方ない攻めて晴れれば
景色が楽しめる歩きが明日出来るしと思った。

時計は19:50分を指している、もう少しで
消灯されてしまう早めのトイレに行って寝床に
入るか。


八人部屋に入った、ガランとしている二人だけと
思ってたら夫婦らしき登山者が入って来た。

夕飯時前で座ってた二人さんだった、奥に二人さんが
寝床を取ってた、我らは入口側になる。

明かりは消えた20時を回り電源が落ちた、手元灯りで
お二人さんが荷物を整理してた。

自分は出し入れを済ませ朝に山専ポットと水バックを
詰め込めば終わる、朝の気温次第だ重ねる衣服も
取り出せるようにと上にくくった。


会話が小さく聞こえてたが自然と静まり就寝でした。


久しぶりの山泊まりで自分は直ぐには眠れない、
ボーッとしながら暗闇を見ている。寝床に入って時計を
見てても時間はたいして進んでない朝のご飯まで
九時間と眠れるのだから少しでも起きて居られる。


眠りは未だ訪れないこうなると廻りから聞こえだす
いびきの合唱が眠気を削ぎ一段と寝れない。

さぁー如何する。


揺すってやろうか何て考えてしまう。


駄目ですよ見知らぬお客を起こす何て出来ません。
トイレにでもと降りた。
厳しい寒さの真夜中です、誰も居ない外です、下界は
クリスマスの明りにも思える光が放たれている。

其処に空から降り注ぐクリスタルの星が輝く、
正面にオリオン座、真上に北斗七星も輝く。

大げさに例えれば大空から光輝く星が
クリスマスツリーの頭になり下界の夜景が
広がるカーテンのように見えますね。


おお寒っ。

床に戻った重たい布団に冷えた足を入れる。
部屋は入って来た時の開閉音でいびきが
止まったか?静かだ。

よし眠れそう。


うとうとしていたが落ちてしまった。


夜明けは6:46分だった、五時少し前から
騒がしく登山再開の準備が始まったのです。

朝食は6:00からですので朝の騒がしさは
早くね〜っ。

自分も釣られて起きてたが床からでずに
横たわってる。そして灯りが戻った。

こうなれば起きなきゃ。

朝焼けが楽しみと窓の結露を拭ったが
早かった、そして雲が横たわり朝日の
出る場所は少し高い位置からと成りそう。

ご飯時間が来て下に行く、昨夜と同じ場所に
座り朝ごはんを頂く。朝おでんである、
漬物に振りかけがトッピングで干海苔も
食べた。

ご飯を軽くお代わりした、食べて汗し歩くのだから
少しでも腹に収めるかだった。

第二ラウンドが始まる朝です。


富士山は朝焼けの準備中、太陽は未だ雲を照らす
高さに居るようで時間を見ているのか上がっては
来ない。

6:38分だったか歩く準備が整いザックも
背負ってる。軽く感じたかは今の所思えない。

二キロは減っているが本当に減った?


歩いてみないと感覚が戻らないでしょうから
兎に角出発だ、尊仏山荘の裏手から昨日の倍の
歩きが開始されました。

階段を降りて行く、約100mの下りです。
霧氷が付けばクリスマスツリー感覚と成りうる
低木の場所を下ってます。

暫くすると右から太陽の輝きが見え出す、でも
ご来光までには成ってないもう少し先で見ますか。

そうして歩くとまぶしい光が来た、林の間から
直球勝負の光が来る。

キレットに着いた、危なっかしい足取りで渡らなければと
その場所を見てたら赤く染まっている、もしかして
富士山も同様かと目を向ける。

富士はほんのり薄く色を付けた程度で厚化粧までに
成らなかった、朝からお見せする姿ではないよって
言うじゃない。

そうなんだ薄化粧でいい、許す。今日の歩きに付き合ってねと先に歩いてます。

山道には霜柱が立ち大きく成長してた5cm何て越えてる
大きく伸び踏めば真っ白な道に変身してる。

初雪ならぬ初霜踏み状態でざっくざっくと音を立てて
歩いてます。

日高の上りと竜ケ馬場も通過する。予定の時間は
有ってます。急がずの歩きは健在だった。

気持ち良い空が高く青く広がってます。笹尾根を
歩きながら真下には箒杉沢の河原が見える。

景色は素晴らしい富士を頂点にし近場の北丹沢から始まり
奥に箱根山、又奥に伊豆半島が控えてます。

この場所からは蛭ケ岳は見えませんが檜洞丸や畦が丸、
菰釣山も見える。何と言っても富士山より奥に
南アルプスが一列状態で拝めるのは初めてです。

良くぞそこまで見せてくれる。


凄い、楽しい歩きです。


丹沢山に到着した。時間は少し遅れてたが
気にする物ではない、相方は久しぶりの登頂に成る、
秋の終わりかけに連れて来た事がある。

こんな場所だったかは不明、花ものを堪能した
事が一番印象だったかも知れません。
ミヤマアキノキリンソウ、サラシナショウマが
群生してた場所に案内したのだ。

今日は冬の山で花は無し、立止まりは簡単に
済ませ丹沢山のモニュメントで富士山を入れて
撮影しました。

いよいよ此処から相方は未踏の地に入ります。

又しても下って下ってと成ります。

勿体ないが山なので諦めて頂く、再び登りに
入って行く。前方に辿る道筋がくっきりと有る。


先に居た登山者が蟻のように動く、そして行き交う、
蛭ケ岳山荘の宿泊者だった。

誰もが快調の足取りで通過する、我らは珍道中?

でもない、足は動いてますし其の一歩が有れば
何時か山頂に上がれますよって言ってた田部井さん。

残念ながら亡くなられご冥福を祈るばかり。

不動ノ峰休憩所に来た。
休んで居る登山者が五名だった、入れ替わってた。
丹沢山方向に気合を入れてから出発していく。

我らは立ち寄っただけで直ぐに登りに取り付いた。
一旦上がれば先ほど見ていた景色が戻り笹尾根の
延長で歩いてます。


箒沢ノ頭に着いた。分岐箇所です。
弁当沢ノ頭に行く?弁当とは誰が付けたの?

面白い名前、腹減ったら登る山ですかね。


でも腹空きでも行きませんね自分は。

ザックに入ってますからね。

御たくは此処まで。

核心部に入る手前にひねった樹木が有ります。
通るたびに目に付く小降りの枯れ木だが
良く此処まで捩じったと唸らせる。


当然富士山とコラボの写真を写し取る。


来ましたよ。鬼が岩の頭に、角を振りかざす形から
でしょうかね。取り合えず富士もいれてッとパチリ
です。

いざ降りますよっ。ストックは要らないからザックにくくり付けて!!。

其処に足、次はそっちと声掛けて誘導する。
ゆっくりでも降りて行く、一段落したが
もう一度降りる場所が目の前に来た、
サッキより恐怖感、なので直ゆっくりで降りてます。

頑張って降りて貰った、やったねとはしゃぐ相方。

危険個所は終わった。もう蛭ケ岳に上がるのみ階段と掘れた道を上がれば蛭ケ岳山荘前に着くのだ。

後少し、もう少しと言いながら着きました。
先に三角点にタッチして登頂を祝った。

山頂木に移動する、ベンチには15人程度くつろぎの様子
ベンチは塞がっているが仲間入りし昼食の準備を始めた。

風が強めなのでザックを倒して風よけに使う。
寒い時は定番のラーメンと材料を持って来たが肝心の
袋麺を詰め込み忘れてた。

仕方ないと思ったがアイデアでオジヤを考えた。冷えて
硬く成ってたおにぎりを食べるには冷たすぎる。

なのでトン汁の水煮パックも用意してたので此れで
変則のオジヤに仕立てる。

水煮に少しお湯を足して水分を増やし豚肉が無いので
小降りのハムで対応させた。

薄くなったスープに高菜おにぎりを二個投入する。

一個のおにぎりには味噌味だったので其れに合わせる
味にとスプーン一杯分をラップに入れて来た。

こうして煮立てる事十五分ご飯も柔らかくなりました。
海苔も程よいアクセントに、湯気を立てながら口に運ぶ
寒さはお腹から解消している。

あったまった所で降りる準備に掛かった11:33分
お別れですっせ。階段から降り始めた楽しかった景色は
自然と薄れて行く。

足の動きは木段に合わせ暫く付き合って動いてます。
登りにも木段は有りますが下りは三倍以上の長さが
設置してある。

一旦降りると足は少し伸ばしながら歩ける、地蔵平や原小屋平は軽く通過出来た。原小屋平では水の補給出来そうだが今は余っている。

通過した、林の道は広がり過ぎてどれが本道か分からない
何れ繋がるので外れる事は無い。

あれもう来たかな姫次にと歩いてたが手前の山か、
残念もう少し先だったか、土嚢が現れやっと坂の入口に
石の敷詰められた坂を上がり木段を終えれば姫次。

三四人居ました、蛭ケ岳か袖平山かに消えて行く、
此処まで来たのでコーヒーでもとしたかったが降り口が
近くに成ったので下山してからにと一息入れて八丁坂の頭へと向かう。

もう降りる道はここの下までです、最後の歩き、長かった山旅は終わる。

こっちの道は暫く歩いてなかったので長く感じた、登山口の林道が下に見えた時は本当にお疲れ様でしたと思った。

林道を下り釜立沢で山靴を洗いスッキリして車に乗れる、
スマホは県外表示からアンテナ二個付きだす。

向かえに来てくれるご主人に連絡を入れた、連絡は帰ってこない、でも待ち合わせ場所が分かっているので安心と見てた。

下山時間は遅くとも16:00としていた、此れより
早く到着したのでもしかして来てないかな?と思ってたら
バックする車が目に留まった。

ジャストタイムで有った、同時の到着です。

良かった良かった。

楽しく歩けた山旅、上天気にも富士山も見られる景色は
殆ど晒していた。綺麗な世界でした。お疲れ様

写真 塔ノ岳から丹沢山に向かう所のキレッドが朝日に
染まっている。

蛭ケ岳で一枚。



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忘年登山

れんげしょうまさん

薄化粧した富士山が綺麗ですねー

冷えた身体にオジヤがとても美味しそうに
思えました

2016/12/27 09:55:40

絶景ですね

ひのきさん

蛭ケ岳山頂では富士山がこんなに近くに見えるのですね。
締めくくりとして最高の登山だったご様子
臨場感を持って読ませていただきました。

私には山小屋の状況が想像もつきません。

重い布団ってどんなのかしら・・・?
トイレは外?・・・寒そう!
消灯はそんなに早い・・・?
イビキの合唱??

・・・・・。。−_−;; (笑);

2016/12/27 09:32:42

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