シニアの気ままにパン焼こっ♪

?クリスマスの約束? 

2016年12月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



Merry Christmas

今年のクリスマスは
ドイツの伝統的な菓子パン「シュトレン」を焼きました
リース型にすると可愛いですね




真っ白な形は
白い産着に包まれた幼子イエスをイメージしているそうです
クリスマスの4週間前から毎週日曜日ごとに
「シュトレン」を少しずつスライスして食べていくのが正統派ドイツ流だそうですよ。
この待つ間を「アドベント」と言うのだそうですが
熟成が進んでいくシュトレンを少しずつ味わいながら
クリスマスを静かに待つのも素敵ですね


私には
とっても大切にしているクリスマスの思い出があります
もし叶うなら
あの頃にもう一度戻れたらなあ〜・・と、時々思います(笑)


今夜は
クリスマスに始まった私の恋の話を聞いて下さい。

彼の名前はケイ君
学生時代にちょっとお付き合いしていた私の彼の先輩でした

でもその時は
ケイ君にも素敵な彼女がいたので
私たちはまだ、ただの知り合いだったのですが・・・。

それから2年後・・・
ケイ君から突然の電話。。。

「久し振り・・・元気」
「わあ〜びっくりしちゃった〜ケイ君こそ元気にしてた」

「もし、良かったら会えないかな?・・実はね、彼女と別れたんだ・・・」

「・・・そうだったの・・・」
「でもね、今はちょっと無理・・幼稚園の仕事が忙しいの・・ごめんね」

「いつだったら、会える」
「・・うん・・そうね・・・」

「じゃあ・・クリスマスに会うのはどう」
「え?まだ半年以上もあるよ?」

「だから、いいと思うの・・ううん、お互いに会いたい気持ちはきっと変わらない・・大丈夫・・」
「・・・よし、わかった・・クリスマスの約束だよ・・・」


そしてクリスマスの夜
ケイ君はすごく素敵なお店を予約しておいてくれました。

約束のこの日まで
一度も連絡を取り合う事はなかったのに
私たちは
ごく自然にまるでずっと前から恋人同士だったみたいに
楽しい時間を過ごしました

「Yoo、上を見てごらん・・」

見上げると
天井には、たくさんの星が瞬いているかのようにキラキラ光って輝いています。

「わあ〜綺麗ねえ・・」

「あれは、何でできていると思う?」

「う〜〜ん、何だろう???分かんない・・教えて」

「あれはね、アルミ箔を丸めているんだよ・・」

「素敵なアイデアね」

何気ない会話なのに、本当に幸せで心が満たされました

それにもう一つ・・・
クリスマスという事もあって、お店のイベントのくじ引きで
幸運にも私たちの座っているテーブルの番号が当たったのです
クリスマスプレゼントは「J&B」というスコッチウイスキーでした
でも何よりも
周りの人の拍手が
まるでこれからの私たちを祝福しているかのように感じて嬉しくてたまりませんでした

クリスマスに始まった私たちの恋
もしかしたら
サンタさんからの素敵なプレゼントだったのかもしれません

それから
私たちは、色々な夢を語り合いました。
お互いに、同じような価値観を持っていたのでつい話し込んでしまい
気が付くといつも真夜中でした

私は、少しでもケイ君の傍にいたくて
彼の自宅に近いマンションに引っ越しまでしました(私って、かなり情熱的?)

ケイ君は、大学の行き帰りに必ず立ち寄ってドアにメモを残してくれる優しい人でした。
「おはよう」とか「行ってきます」とか「家庭教師のバイトの帰りに寄るよ」とか
他愛もない短いメモでしたがとても温かくていつも愛情がいっぱい溢れていました

どんなにたくさんの時が流れても
決して色あせる事のない私の大切な思い出です・・・

彼は今
自分の夢を実現し研究を続けています
頑張っているケイ君の姿を思うと、私まで嬉しくなって励まされます。
?
彼が結婚する時、一度だけ連絡をもらいました。
「結婚するよ・・・Yooと同じ名前だよ・・・。」
?
ケイ・・ずっと幸せでいてね・・・


おしまい



どうぞ皆さまも
素敵なクリスマスをお過ごしくださいね



お立ち寄り下さりありがとうございました

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