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吾喰楽家の食卓

筍のお返し 

2016年05月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

現役時代の知人が、筍を持って来てくれた。
前日、掘った筍なので、早く食べてほしいという。
筍なら、別の知人から貰ったばかりだ。
食べ切れなかった分が、冷凍保存してある。
友人や身内に、送ることも考えた。
茹でるのが、更に一日遅くなるので躊躇した。
出来れば、今日中に茹で終えたい。
この辺の人には珍しくもないが、お向かいさんへお裾分けすることにした。

筍三本をレジ袋に入れ、インターホンを押した。
レンズが付いている、中から誰が来たのか判るやつだ。
ところが、誰も出て来ない。
奥さんの車はあるが、旦那のが無かった。
二人して、外出したらしい。
東隣のお宅のカーポートに、車が停まっていた。
東京に本宅があり、こちらの家は別荘として使っている方である。
急遽、そちらへ持って行った。

家に戻り、気が付いた。
最近のインターホンは、録画機能が付いているタイプもある。
留守中に誰が来たのか、判る仕組みだ。
妻の実家のインターホンがそうだ。
もしそうなら、訪問したことが、お向かいさんに判ってしまう。
後で用件を訊かれたときに、答えるべき口実が思い浮かばなかった。
再度、筍三本をレジ袋に入れた。
結局、小さな筍が一本だけ、わが家に残った。

数日後、お向かいさんから、胡瓜、ホウレン草、絹サヤが、次々に届いた。
到来物の、お裾分けである。
今度は、草むしりをしていると、東隣りの旦那が遣って来た。
「カナメの新芽が、お宅にはみ出しています。近日中に切りますから」
「大丈夫ですよ。切るときには、遠慮なく入って来て下さい」
「そうさせて頂きます。ところで、ビールはお飲みになりますか」
「大好きですよ」
「では、飲んで下さい」と、缶ビールを寄越した。

到来物の筍で、缶ビールを釣った。
筍三本でビール一ダースは、如何考えても多すぎである。
三本もあれば充分だ。
気楽に物をあげられなくなるではないか。
昨日の夕方、亡妻の親友が来て、「仏壇に供えてくれ」と、何か持って来た。
長瀞へ行ったそうだ。
昔、妻と一緒に来たことを思い出し、土産を買ったという。
さて、お返しは如何しよう。

   *****

5月17日(火)の昼餉と夕餉



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SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

本当に、お返しは難しいです。
だから、「矢鱈にお裾分けも出来ない」と、思いました。

昔、息子が世話になった高齢の方へ、御中元と御歳暮を送っていました。
お返しは、決まって自分で育てた野菜です。
あるとき、デパートから何か届きました。
畑を止めたのかも知れません。
以来、贈り物は止め、ハガキの挨拶状に替えました。

2016/05/18 07:00:20

お返し

さん

おはようございます。

お返しって、難しいですね。
私は頂いてすぐには、お返しはしません。
時間を置き、偶々、到来物が多かった時とか、昔は菜園があったので、収穫した時に持って行きます。
その際も、「沢山採れたけれど、食べる?」と聞きます。
この辺りだと、被る事があるので。

そして、持って行った後、すぐにお返しする方の所へは、間を空けて、あまり持って行きません。
なんか、かえってご迷惑なのかな?と、思うので。

2016/05/18 06:28:06

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