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吾喰楽家の食卓

襲名披露 

2016年05月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

落語三昧の三日間を過ごした。
感想を云うと、「楽しかった」の一言である。
国立演芸場の五月中席は、『真打昇進襲名披露公演』だ。
五人の新真打が、二回ずつトリを務め、中席の十日間が終わる。
13日(金)だけは、夜の部があり、五人が勢揃いする。
噺家は、新真打ちの他には、前座、二ツ目、真打が一人ずつで、総勢三人だけだ。
真打一人で、如何に襲名披露をこなすか、興味深々だった。

通常、新真打は頭を下げるだけで、口上は述べない。
ところが、今回は違った。
挨拶はするし、仲間の新真打は、互いの人柄を紹介しあった。
何処まで本当で、何処まで冗談だか分からない。
とにかく、面白い。
肝心の噺は、四番目に務めた彦丸が一番かと思った。
ところが、最後に登場した、たけ平が素晴らしい。
流石にトリである。

15日(日)は、新真打として、たけ平だけが出演した。
襲名披露は、兄弟子、師匠(正蔵)、協会幹部(市馬会長)が挨拶をする、型通りのものだった。
挨拶の中で、誰かが「歌舞伎の襲名披露とは違います。一番違うのは値段です」には、笑った。
勿論、トリを務めた、たけ平の噺は素晴らしかった。
華がある。
道理で、若い女性ファンが多いはずだ。



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SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

昨日は大入満員でした。
定席としては、珍しいことです。
超大物噺家がトリの場合、満席になりますが。

林家たけ平は、若手噺家が出演する『花形演芸会』(月例)の人気者でした。
一度、観たいと思っていたので、念願が叶いました。
人気に相応しい、実力の持ち主でしたね。
将来の落語界を背負う一人になると思います。

2016/05/16 20:33:53

前途有望

さん

二日間、お世話になりました。

たけ平は、噺にメリハリがあって、思い切った演じ方、その気迫、そしてルックス抜群の若手です。
演技には、こなれた小粋さこそないものの、他の噺家に無い魅力が一杯で、これからの落語界を背負って立つ逸材かもしれないと思いました。
若いお嬢さんが多かったですね。

折角、ホテルにまで泊まった、都会ライフです。
風流寄席とは、違った落語を楽しめました。
ありがとうございます。^^

2016/05/16 18:14:37

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