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吾喰楽家の食卓

鳳楽の失敗 

2016年05月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

落語三昧三連荘の二日目は、『第306回銀座風流寄席』を、楽しんだ。
私は、昨年の十二月から欠かさず行っているので、六回目になる。
ご一緒したPさんは正月から、Sさんは三回目だ。
皆、その魅力に、嵌まっている。
会場の日本料理店は、立川談志のお気に入りの店だった。
鳳楽師匠は、彼の勧めで、この落語会を始めた。
月例だから、すでに四半世紀を超えている。

今回の一番のトピックスは、鳳楽師匠の大失敗だ。
演題は大師匠(圓生)譲りの古典落語『三人旅』である。
宿屋で金を渡そうとして、懐に手を入れ紙入れを探した。
手拭いのことだ。
ところが、手拭いが無い。
「紙入れが無いから、これで」と、何か渡す仕草をしたとき、脇にいた常連客が、自分の手拭いを高座に投げた。
師匠は、アドリブを交えて噺を続けた。
噺家の商売道具を忘れるという、失態とも云える失敗を、笑いのネタにしたのは、流石である。



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シシーマニアさん

吾喰楽さん

おはようございます。

先日、前座さんが酷い云い間違いをしたら、固まってしまいました。
ところが、真打は違います。
会話の中で、間違いを訂正してしまいます。
場数を踏んでいるからこそですね。

2016/05/16 07:42:58

舞台の妙味の一つですね

シシーマニアさん

ライブの舞台には、そういったハプニングの面白さがありますね。
そんな時の対処の仕方で、その人の実力や年期の程が窺えますし、ベテランには伝説が残ったりもしますし。
本番でなくては学べないものがある、とよく言われますが、本当にそうですね。

2016/05/15 09:54:33

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