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教えられるブログ2

動物愛護から川に入った 

2016年04月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:ニュース

毎日のように川筋で散歩を愛犬と一緒にしている、
妻も出かける用事が出来たと言うので家は留守に成った。

愛犬のマリーはどっちに付いて行こうか迷ってたが
仕方なく自分と出かける事にしたようだ。

川に架かる橋を一周すれば2.5km程度の長さで
自分が歩くだけだと物足りないが早く切り上げるには
マリーには丁度良い。

出だしは右から新中里橋となる、坂道を下った先に
架かる橋、新中里橋を町田側に入って川上へ歩く。

学校が右に立つその傍らな桜が数本ある、その木から
咲き終えた花びらが風に負けて散らしてくる、花吹雪
状態でした。

思わず立ち止まりスマホをかざして動画撮影する、行き成りの花吹雪だがマリーは何で止まってんの?と見上げる、先に行きたいと頭を持ち上げ催促でした。

風の勢いが弱まり時には強くである、堪能したので先へ
歩き出す、カワセミも小枝にしがみつくように揺れてた。

前から一人親父さんが声を掛けて来た、こんな状態は
珍しい、話を聞くと「あんた釣りはするかね?」と
聞いて来た、「最近は行ってないね〜」「なら釣り針外せるか」と言うではないか。

その話は歩く先に正体が有ったのです。

親父さんは「川の中に小学生が居るから助けてやって」と言って立ち去った。なんだろう、どんな事が起って居るか近寄って見たら其れは亀のようだ。

声を掛けたら「口に釣り針が引っかかって取れそうもない」と声が聞こえた、そうか今から下に降りるから待て。

川に転落しないようにとフェンスが巻かれているので
乗り越えないと壁の手すりには行けない、位を決して
よじ登りぐらつきながらも川底へ降りられた。

「此処におじさん来て、見てよ」と促され覗き込んだ、
此れは亀では無いスッポンだ「頭触るな!!」
指をかみ切られるから絶対触るなと忠告した。


時折、首を伸ばし頭を出すも釣り糸の先の針は取れそうもない、取り合えず川から上に引き上げようと子供たちを川から散策路へと上がらせた。

子供たちが持ってたタモ網にスッポンを入れて上で引き上げる事にし片手に凡そ2.5kg程の重さを抱えて
慎重に登って上で待つ子供に柄の所を引き上げて貰った

巨大化したスッポンを歩く人はびっくりです、こんな物がいるとは、なんて言いながら通過してた。

針は抜けない困った状態、小学生は半分水に濡れて
寒そうに震えてた。「おじさん動物病院に連れて行こう」と言い出した、自分もその考えは有った、丁度
にゃん子が入院しているのでもしかしたら取ってもらえると考えたがもっと近くにペットショップが有るから
其処に行こうとなり子ど達と店に向かった。

子供たちは川に入った事は学校から止められているので
困り顔でしたが、今回は動物がいたから近づき調べたら
こんな状態でと。

そんなかわいそうな状態を見過ごす訳には行かないと
手助けを頼んだのであろう。
ペットショップに入って相談したが対応は出来ませんと
返事でした、その時動物病院は近くにないかと尋ねた所
店の奥に併設されていると言うので直ぐに走った。

重くどっしりしているスッポンを買い物かごに入れ直し
ドクターに聞いてみた、先生はやれる事はやってみると
優しく返事が返って来た。

預けて10分先生が出てこられ「頭を出してくれない処置出来ない」と言い出す、「扱い物がペットの犬猫ならまだしも」と声が。

少し間を於いて「麻酔しますか?」「麻酔掛けるのは初めてなので何が起るかは」と切り出し最悪目が覚めなかったらでも仕方ないねと付け加えた。

この話は子供たちにも納得してもらわないとと成って
診察の様子を見守っていた。

自分はマリーの相手もしなくてはと取り合えず外で
待つ事にしてた。獣医さんに頼んだのだから最後には
診察から治療費が発生すると覚悟した。

でも川から助け上げたのだからこの話は市に相談かなと
思って市役所に掛け合った、話は通らず愛護の面からは
対象にならないと突き放され費用は出ません。

冷たくあしらわれてしまった、ペットでも何でもない
単なるスッポンと来たもんだ、役所らしい回答でがっかり、もし自分が反対の立場だったら見なかった振りで
すり抜けるのかと言い返したが決まりは有りませんので
其方でお考え下さいと話は終わった。

病院の治療は時々猫、犬が飼い主に連れられて来院する
其の間は手が離れるのだ、待つ事一時間半は寒く成って来た場所外でマリーの相手をしてた。

やっと先生が出て来た、口から喉奥6cmの所に
刺さってた針を取り除いてくれた、そしてその奥
9cmの場所にもう一本有ると言われた。

レントゲンで確認したと言うのだ、奥に有る針は
幸い折れた物なので此のままでも大丈夫と聞かされた。

背中の甲羅部分にも膏薬が塗られていた。傷が有ったので此方も処置してくれてた、そして最後に支払いの事を
聴いた。

子供たちの事でお金は無償で処置してくれると言われ
何と親切な先生だと感謝して店を出た。

子供たちは取り合えず助かったスッポンをこの先を
見据えて名前付けようせとはしゃぎながら学校へ、
教師が未だいるので相談すると成った。

飼って育てたいと希望する、校舎に入り先生と対面する
突然のスッポンが学校へと成って居残ってた先生たちや
生徒さんが駆け寄って見てた。

所詮飼える代物では無いと思って居ても諦めて貰うしか
無く買い物カゴで少し首を動すか仕草が見られた。

薄い麻酔だったのか目が覚めてた、先生もスッポンを
見たら絶対捕まえない事、頭に触る事も絶対ダメ!!

だからきつく言うよ。

今回貴重な体験をしてのだから誉めて上げたい、でも
むやみに川に入る事は許さんと釘を刺す事も忘れなかった。

こうしてスッポンは再び放されるのだが家の近くで誰もが川に入れる階段から先生はカゴから川へ戻した。

子供たちは夏休み前に起きた大切な動物との
関わりを心に残し思い出として作文にでも書くかと
一人の子が言った。

貴重な経験を川遊びから学んだ子供たちと付き合う
ひと時でした。



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スッポン

れんげしょうまさん

奮闘、お疲れ様でした

スッポン、初めて見ました(自転車に乗ったスッポも)

あきらかにカメとは違いますが、子供はカメにしか
見えないでしょうね

子供たちは、貴重な体験をしましたね

マリーちゃんもお付き合いお疲れ様でした

2016/04/09 15:42:43

大変でしたね。

さん

良いことをされましたね。
子供達、mariji3さん、獣医さん、優しい人との出会いがあって助けられ、すっぽんも幸せでした。
本当にお疲れさまでした。

2016/04/09 12:25:07

mariji3さんらしいです

さん

子供たちが怪我しなくてよかったです。
ふとすっぽんって行くところに行けば高級料理になるじゃないかしら?
誰かがすっぽんを釣り上げようとし、子供は釣り糸が刺さってるので助けようとした。mariji3さんがいなかったら大変なことになってたかもしれませんね。
心が温かくなりました。ありがとう。

2016/04/09 06:40:48

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