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映画が一番!

ふしぎな岬の物語 

2016年01月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、明けましておめでとうございます!
正月三が日は晴天に恵まれて、
” 神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し”と
言ったところでしょう。

皆さん、それぞれのお正月はいかがだったでしょうか。
私はと言えば、風邪を引いて、文字通りの
”寝正月”で、有意義?に過ごしました。

今日の映画紹介は「ふしぎな岬の物語」。
TBS系で2016年1月4日(月)21:00〜放送。
地上波初放送! のどかな里の小さな喫茶店で
紡がれる女店主と人々の、切なく温かい絆の物語 。
2014年10月に観た時の感想文です。

原作は森沢明夫の「虹の岬の喫茶店」。
吉永小百合が初めて自ら企画から立ち上げた作品。
千葉県鋸南町の明鐘岬に実在する喫茶店を
モチーフに執筆された作品で、
映画のロケも同地を中心に行われています。

岬の突端にあるカフェ「岬カフェ」。
画家の夫に先立たれた店主の
柏木悦子(吉永小百合)が淹れる一杯の
コーヒーを目当てに里の住人たちが集まってくる。

その悦子のコーヒーは、
何でも屋を営む甥の浩司(阿部寛)と共に
毎朝、ボートで小島にわたり、
その島の岩清水で作っているこだわりの一品。

穏やか日々の中、妻に死なれたばかりの
陶芸家・大沢(井浦新)とその娘・希美は
虹を追いかけて、悦子の店に掛けてある
”虹の絵”を見に来たという。
娘には見えないものが見える不思議な能力が
あると悦子に話す大沢だった。

希美に"魔女"と呼ばれた悦子は、
母親を亡くし悲しむ少女を優しく抱きしめ、
”大丈夫!大丈夫!身体が暖かくなるよ”と
元気づけるのだった。

そんな中、常連客で漁師の徳さんの
娘・竜崎みどり(竹内結子)が
旦那と別れて数年ぶりに里に帰ってくる。

一方、30年来の常連客、
不動産屋のタニさん(笑福亭鶴瓶)は
悦子と浩司のいちばんの理解者だったが、
大阪へ転勤になると、好きだった悦子に告げる。

幸せで穏やかな日々を暮らす悦子の
周りで起こる生活のさざ波ををいくつかの
エピソードで淡々と描きながら、
次々と起こる不幸な出来事に遭った悦子は
浩二に心の底からいろいろな思いを激白します。

”あなたがいて、村の人達がいて、
皆に支えられてづっ〜と、この日が続きますようにと
祈っていたのよ、永遠なんてないて判っていたのに”

との言葉から判るように、
幸せとはは永遠に続かないことを
悦子を通して私は理解しました。

又、悦子はどんな時でも、生きるためには、
人と人との絆が大事だと教えてくれます。
だから、 人は孤独では生きてはいけないのだと。
知らない間に、じゎ〜っと涙が滲んで来る映画でした。

探偵フィリップ・マーロウの言葉を思い出しましたよ。
”人は強くなければ生きていけない、
優しくなければ生きていく資格はない”と。

吉永小百合の118本目の映画出演作品。
歳はとっても凛とした美しさはいいですね。
医者の冨田役を演じた米倉斉加年は
2014年8月26日に死去し、本作が遺作となりました。

劇中、挿入歌をブラザーズ5のメンバー、
(杉田二郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、
高山巌、 因幡晃)が歌う「入っておいでこの里に」の
原曲は西部劇・「拳銃に泣くトム・ドーリイ」で
歌われた「トム・ドゥーリー」でしょうね。
好きな映画だったので、
”Hang down your head, Tom Dooley,”と
今でも、私は口ずさんでいます。

監督は成島出 。



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たかが風邪されど風邪

yinanさん

SOYOKAZEさん、おはようございます!
体調は何とか、回復しましたが、
たかが風邪だと思っても、
元に戻るまでは時間がかかるようになりました。
気を付けていても、罹るものですね。

”幸せ”とは主観的なものですから、
自分が”幸せ”だと思えばそうなのだと、
薄幸の私は悟っています。

2016/01/05 07:26:27

心に染み入る

さん

yinanさん おはようございます。

体調は、戻られましたか?
私は暮れに、あの手この手で自己流治療し、昨日は完治しました。
早くよくなられますように!

この映画は、小百合さんのイメージのように優しく心に染み入って来るような作品でしょうね。
永遠に続かないからこそ、幸せな日々が輝くのだと、そう思うこの頃です。

2016/01/03 09:28:53

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