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尺八と横笛吹きの独り言
都山流関東支部尺八演奏会(第83回)終了しました。
2015年04月20日
テーマ:テーマ無し
●会場の日比谷公会堂(東京の歴史的建物で、浅沼稲次郎が講演中に刺された)
創立85〜6年経過している日比谷公会堂。
この日比谷公会堂・・・・耐震化工事のため次年の4月からは使えなくなるそうだ。
次回84回の尺八演奏会は使用できなくなるギリギリ前の3月27日(日)に決まった。
東京都は日比谷公会堂(千代田区)を大規模改修工事のため2016年度から長期休館すると発表した。再開は20年以降となる見通し。利用は1年前から予約できるため、都は来年4月1日から、16年4月1日以降の予約受け付けを休止する。
都建設局によると、歴史的建造物を保全しながら耐震化工事を進めるので、工期は4年以上かかるという。
●この日比谷公会堂での会場使用料はどのくらいかかるのでしょう?
3時間で30万、日曜日の1日(9時間近く)借りて100万円近い。
平成25年度の決算報告をみると、器具、次年度予納金を含めるとおよそ123万かかっている。
およそ177名の会員がお一人2万の会費で成り立っているのですね。
出演される絃方への御礼も大変なことであろう。
弁当係も間違いがあっては困る大変な作業だ。
■収入(およそ900万)
職格者(師範以上)2万円×177名=354万
門人(5000円×16名)8万
広告料13万
寄附金(絃方12件等)51万
三曲名流参加費・支部講習会等90万
・・・・
■支出(900万)
会場費123万
謝礼金(宗家・絃方・講師・茶菓子代)でおよそ190万
弁当代で15万(254名分)
プログラム、パンフ、入場券等で63万
・・・・
2万円はずいぶん高い会費だなあ・・・・と考えていたのですが・・・・これだけ大きな規模での収入・支出を見ますと納得がいきますね。
ちなみに多摩幹部会の立川会場では一人15000円になっている。
(ただほとんどの方が現役でない年金生活の会員です、これ1〜2回なら何とか行けますが・・・・他の地域の演奏会をみなさん掛け持ちしています。
私みたいに、さらに民謡の会に入っていますと・・・・
3月と4月は支部費・演奏会費・年間会員費・旅行・・・・あっというまに貯金が底をつきます)
パート勤務を二つ掛け持ちしてなんとか活動しているのが実状。
他のみなさんは収入源をどうしているのでしょうねえ?
(最初から愚痴めいたお話しでした。すみません)
●「竹吹く」初代 石垣 征山 作曲
写真は相棒が撮ってくれました。赤丸がfueだ。
最初の6小節がむずかしい。第二尺八でしたが、第一尺八との間合いがとれなくなる曲。
下合わせではきつかったが、本番ではリズムがとれた。速度がユックリ気味で助かった。
ここはクリアしたが、後半で見失ったところがある。50点だな・・・・
この曲は難しかったですね。
他の出番は・・・・
本曲「朝の海」
「花笠スケルツオ」
本曲「春の光」でした。
問題の「花笠スケルツオ」は、難なくいけたかな?・・・・55点(及第点)
・・・・しかし日本の邦楽界の有名人がこうして一同に集まれて間近に見られ、聞けることは幸せなことである。
絃方・・・・米川文子(人間国宝)・米川敏子・萩岡・江戸・山川・大月・久本・福田・中島・上原・山登・沢井
尺八・・・・中尾都山(4代)・中尾都康(5代継承者)・川村泰山・渡辺紅山・設楽瞬山・山本真山・大由鬼山・・・・プロの方・テレビラジオでよく見る方・本曲コンクール金賞受賞者・尺八工房主催の方・・・・コンク−ル常連者などなど・・・・様々な日本邦楽界の先端をいかれる方の集まりでした。(私は末端の末端だわね)
●酒歌
中央の箏が中島靖子先生でしょうか?
箏が21、三弦が22・・・・圧巻だ。
これを運搬、配置をするのが琴屋(ことや)さんのプロの方・・・・お手伝いをするのが我々の舞台会場係。これだけの舞台配置をあっというまに仕上げる。
「はいよろしいですか?」「では緞帳をあげまーす」
次の演奏者は舞台裏で待っている・・・・「お静かに」「譜面台の高さを合わせて」「時計はハズして」・・・・皆さん緊張。
●本曲「寒月」
中央が川村泰山(邦山先生のお弟子さんで、演奏・作曲と大活躍)
、右が設楽瞬山(本曲 コンクール金賞者・花笠スケルツオでの指導者・多摩幹部会のホープ・プロ)
左が渡辺紅山(コンクール上位入賞・御嶽山合宿でお話ししました)
今年のコンクール課題曲は「寒月」のようだ。
多摩地区で設楽さんを呼んで本曲「寒月」の講習会があるようだ。
参加したいと思っている。
●対動(譜面には對動となっている) 山本邦山 作曲
指揮は邦山先生のご子息で山本真山さん(邦楽界のこれからホープ)。
良い曲です。私の師匠(真山さんとも親交があるようです)も演奏会では吹いていました。
これは1部と2部を二人で吹くのはむずかしい。呼吸があわないと出来ない曲だ。
(私にはマダ無理だな・・・・その他大勢では吹けそう)
●時鳥(ほととぎす)の曲
中央の方が米川文子先生(人間国宝)
箏が44面と圧巻。
明治新曲を代表する名作の一つ。「古今和歌集」から「ほととぎす」を歌った和歌3首を選び出して歌詞としている。
初夏の一日を良く響く声で啼きかわす「ほととぎす」の群れを描き出している。
●ちょいと一杯(演奏後)
終わりましたね・・・・生ビールでカンパーイ。
連れあいが来ていましたので、東京駅の新丸ビルとやらのお店で夕食・・・・
シソのご飯を2杯も食べてしまった。(おかわり無料でした)
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