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教えられるブログ2

鳥海山はいいところ 

2014年09月10日 ナビトモブログ記事
テーマ:山歩きと登山

六回にわたって掲載しましたが、途切れ途切れでは
内容が薄れてしまうので長文ですが載せて見ました。

初めて東北の山の魅力に取りつかれ
是非登ってみたく登山をしてきたのです。


出発からエンドまでの経緯を綴りました。


 計画一か月前東北一の山に登りたく地図と
にらめっこ状態からやっと解放されその日が訪れた。

出発は東京昭島市から圏央道、関越道、北陸道、
日本海東北道を使って山形県に入った。

高校生活まで過ごした田舎がある場所で
毎日仰ぎ見てきた鳥海山は格別の山であった。

当時から山には興味あったが登山するとは
か弱い体?運動神経が入ってない頭だったと
思って裏山の数百程度の山で駈けずり遊ぶ程度
でした。

今この年になって山の魅力に取りつかれ地方まで
出向き山旅を楽しむなんて夢の実現が今ありました。

高速道が伸び簡単に遠くまで行ける魅力が行動半径を
広くさせる。前日は酒田に宿をとり身体を休めた。
実家に立ち寄り墓参りと同級生の家にも挨拶方々
山に導いた武君の家にもお礼をいいに。

宿に戻り夕飯を済ませ早めの就寝とした、ベットは
いいが枕は合わない頭が下がって寝つけず、明日の
登山も気持に入ってのことか仕方なくバスタオルを
畳んで枕の上に、幾らか体が柔らかくなり少しは
眠れるかと目をつぶった。

夜中も要したのでと起きる相方は寝ていた、窓の
外は真っ暗闇、日差しがあれば前は山倉倉庫が
黒い瓦屋根の建物が並んでいる、ロケにも
使われケヤキ並木を歩く気持いい場所です。

おくりびとやおしんなどにこの場所を撮影に
利用した、夜明け前だが目覚ましは容赦しない
機械物に促され歯磨きを済ませ登山スタイルに
着替えせめて恰好だけでも気分を盛り上げねばと
分厚い靴下に履き替え部屋を後にした。

街道は営業のトラックがとき折りすれ違う
7号線から433に入り鳥海山荘へと走る、
ローカルな道筋だが観光道路なので狭くはない。

日向川(にっこう)沿いを九十九折を繰り返し
高度を上げて登っている。丁度富士スバルラインの
登りに似ている、時間もそこそこかかる。

登り途中一か所コースを逸脱するも回復はすぐに
できた、湯の台登山口は自分たちが利用する場所
から700mしたに位置する。

歩けば一時間超となるので出来る限り上から
スタートしたく1200mの地点を選び此処に
車を置くことにした。

到着時7,8台止めているナンバーは当然?
他県からが目立つ多摩ナンバーは三台と親近感が
生まれた、出発前車から各々出てきては何処から?
の会話で始まりお互いの健闘を労いスタートして行く。

我らシニア隊二名の軽やかにスタート切った時間は
6:05石畳に足跡の一歩を刻むことになる。
二時間程度の山岳ドライブから完全な自力歩行に
変わり体力を使って山頂を目指す。

身体を少しでも負担を軽くしようとサプリメントを
登山前に服用し足の筋肉に活をいれた。
笹竹が背丈より長くダケカンバも腰を曲げて
立っている厳しい北の山だと実感する。

滝の小屋に到着した、町の管理者らしき人に
尋ねたら今日は無人の小屋になっているのだと
言うが季節がら宿泊は出来ご飯も提供となっているが
平日な事もあってか其れとも宿泊が殆ど無いので
管理人は置いてないと聞く、勝手に泊るのなら
自炊道具を利用し素泊まり料金をポストに入れて
利用お願いすると話した。

当日までこの小屋に厄介なると決めていたが
自炊の材料は持ってこなかったので此処で決断だ
明るいうちに下山しなければと変更を余儀なくされる。

登山計画書には当日下山と記し山小屋に泊るまで
書き込みしポストに投函した、結果は泊らずに
降りる羽目に、頑張ってと後押しされながら
河原宿小屋を目指した。

目の前には遥か彼方に山頂の外輪が青空の元に
緑いろ濃く雄大な山容を見せつける。

渡渉の小さな場所を繰り返す、高山植物も
すっかり秋の花たちに変わり登山者の疲れを
少しずつ癒している。

大雪渓が段々近くに現れ始めた文字の心にも
見える[心字雪]が点在する。緑の山に白い雪が
見事に生える。低い山部分だがアルプスの2千m超えの
場所とは趣が違う、北に位置する山がそれだ。

立ち止まって見ても飽きないが時間は過ぎてしまう
、先に進もう、河原宿小屋に到着した。主人はいない
閉鎖中に成っていた、昔を思い出せば凡そ8年前
この地に親戚の若旦那と二人雪渓を見に行かないかと
誘われ小屋の先にある大雪渓まで手ぶらで上がったことが此処の親父にこっぴどく怒られた。

ハイキングどころか
水一本持たずに行った事が「おめだじ山なめんな〜かへれ〜〜」と、翻訳すると「お前たち山をなめるんじゃ無い、早く帰れ」と訳す。そうだここで缶ビールでも飲んで帰ろうと立ち寄ったのだがお前たちに売るものは無い帰れとなった。

再びこの場所に来てみるとあの時の状況が直ぐ浮かんできた、半袖の下着に作業ズボンとスニーカーおまけに頭にねじりはちまきの井手達では怒るのは当然だった。

昔の思い出を余韻とし雪渓のある場所へと登りを繋ぎ
ごろごろした岩を交わしながら歩く、振り返ればもう
遠くに河原宿小屋がたたずんで見える。

一歩の前進ってすごい物だと感心する、相方が幾らか
遅れだしあまり先に行っても逸れたら危険なので
休憩がてら待つことにした。

二十分は過ぎたが一向に現れず戻ってみようと考えて
居たところ雪渓の反対側から声がかかりはっきり声が
届かなかったが話は無事つながり相方がもう先に進んで
いると報告があったので安堵する一幕。

当然おいらの歩いた方角から来るの思っていたので
目配りは一点方向しか見てない、幸い下山者から
伝えられ安心しながら先にいる彼を追いかけた。

少しでも距離を詰めようとしたが今日最大?と
なるような急登のアザミ坂が待っていた、名の通り時折見せるチョウカイアザミが咲き紫の色がそして大型の花を付ける。

さっきまで通過場所のタイムを刻んできたが相方を探していたのがチェックも忘れていた、追いつき息の上がる坂にへいこらしながら登る。

確かに直登だが時折テラスも存在する、この狭い場所で
息を吹き返し眼下を見渡せばGoogle Map以上の実際の
地形が広がり暫し感動を覚える、大地に立つ足で地図を
足元に広げ肉眼で景色を脳裏に焼き付ける。

登山道が分岐へ開け始めた外輪山に近い証拠、
登山者の姿も見えあそこがそうかと足を運ぶ、
やっとたどり着いた最初のステップから
4時間35分で伏拝岳へ着く。

地図の時間から遅れる事一時間で到着した、
サプリメント効果は出たのか足の疲れはない、
呼吸もすぐに平常に戻りその場にいた登山者に
最初の記と一枚収めた。

相方が上がって来た、疲れは見えるが感激は一入の
ようだ、関東の山には見られない広大な景色が晴天の
元に広がっている、関東の山だと遠くにアルプスの山並みなどが見渡せるがそのような景色とは違う格別な山景色が登山者から絶大な支持を受ける。

登ってみなければ実感は得られない、何と素晴らしい景色、眺めを提供させる鳥海山は偉い。

歩いた元の場所を探しても遥か先の先でわからないが
よくぞこの場所にと足の為に残りのサプリを服用し
帰りの用意も怠らない。

夜明けまじかに見せた黒い山容をそしててっぺんを
歩いている、行者岳のはしごを降りて虫穴岩から
七高山へ向かう時間はわずかで2229mの山頂に
混んでいた、此処でも記念のポーズを一枚写す。

長居はせず離れた、御室新山の入口に戻ったが
御室へは登り下りである、山頂の新山までは一時間は
必要となるので相方の待つ場所にとし新山への
登頂は残念ながら見送った。

何処に座っても飽きさせない山頂にシートを広げた
御室の大物忌神社や宿泊施設の場所、新山底に雪渓と
外輪の山々を見ながらお昼となった。

時折ガスで新山を隠すも長くはなく直ぐに元へ姿を
持ちかえす。今日でなければ何時来るの“今でしょう”
とお天道様が微笑んでいる。一時間小だが満足満喫で
下界を見ながら下りに入った。

伏拝岳分岐アザミ坂から元の道を帰る、登頂した時
ハイドレーションの水が切れていた事は感じて居た、
ザックには少な目に入れたので重さを考慮したのが
厄となる、水筒のサーモスからお湯を取出し水替わり
に補給した。

小雪渓を越えて近くに流れる雪解け水をバックの袋に
詰める、袋がちゃんと収まらず折れた状態でした、
少し水は残ってた、パッキングはちゃんとしないと
こんな破目に陥ると警告だったかも。

水分の補給は完璧に済ませた、大雪渓もよちよち歩きで
渡るが滑って転ぶ、足が弱いかもしれないだけどこんな
場所で雪遊びが出来るし転んでも流されて行方知れずとは全くない場所での転倒、冷たいおしりも感触は悪くない。

ごろたの岩、石が続き又しても転倒した、相方にはよく
ころぶな〜と見ていたはず、靴の慣らしと足運びが出来てないのがおいらには有るようだ。

河原宿には予定の時間に着いた、小屋のデッキに腰掛け
仰ぎ見る山頂方向二時間足らずで此処まで戻るとは
たいしたもんだと自分を讃える、山頂からも要していたがトイレがあるので利用させて頂く事に、生活環のある綺麗な個室だ、大抵何処に行ってもトイレは何処と言わずも分かる。

遊佐町が管理している、山トイレは紙などは無く登山者が持っていくのは当然だが此処のトイレにはロールが四個も予備で有った、管理が良すぎる、水洗のトイレが嬉しかった。

八丁坂を下り一路滝の小屋めざし藪漕ぎにも似た道を
降りる濡れはしないが泥がつく場所が多く飛び石状態で通過する。屋根のとんがった小屋が見える。

泊る事は可能だが予定より早く着いた、泊って見るのもいいが食事は自炊となり車からラーメン一個ではさみし過ぎる、降りる事にした背中の汗も気になるし泊る宿も確保せねばとネット検索居れたが当日の寝床は何処にもない。

諦めて実家へ走った、親はソファーで寛いでいた、勝手だがシャワーを使って二人はさっぱりする、短時間の身支度で親とは別れた、何分次の山の事もあるので何処か休める場所がないかの相談でファミレスで夕飯を取る事に成った。

次の山、月山へ登るのだが予定では行き帰りで6時間を予定に組んでいた、しかし5日から仕事が入っている彼を思えば無理な行動は避けたいし簡単にコースを調べても終わるのが昼過ぎと成り帰宅時間も夜になり単独の運転では難しい。

案を練ったがどうしょうも良いコースと短時間が噛み合わずやめにする。結果そうせざるを得ない、またの機会にと心の鳥海山の山旅だけを仕舞い込んで帰る事とした。



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出羽三山 是非山行を

キタさんさん

鳥海山も大変良い山ですが、月山もとても良い山で高山植物も多く見られます。帰路では羽黒山、湯殿山を寄って来ますとよい記念になります。今、私も十数年前の記憶を呼び起こしています。

2014/09/10 20:15:48

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