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尺八と横笛吹きの独り言
いもがらぼくと・・・・って・・・・芋がら木刀・・・・よ
2013年06月12日
テーマ:テーマ無し
●これが「芋がら(芋茎)」だ。
この芋がらで木刀をつくったら、それはなまくらでなんのお役にも立たない。
ふにゃふにゃだわね。宮崎の男性はこの芋がらの木刀のようなもの・・・・外見はいさましいが中身はふにゃふにゃでやさしいのよ・・・・てば意味。
「芋がら」とは「いも」の茎。それも「さつまいも」でなく里芋だね。
こんど会員の方が歌うかも知れない宮崎県民謡の「いもがらぼくと」のウンチクだ。
●芋がらの写真
http://blog.goo.ne.jp/kankanwa/e/439ee30eb5d2f4a44de097544595ed46
●「いもがらぼくと」って聞き慣れない言葉。
芋がらの木刀(ぼくとう)のことだったのですね。「芋がらのぼくとう」を「いもがらぼくと」とつまって言っている。
●芋がらぼくと(芋がらの木刀のこと)
宮崎県の男性を指して「いもがらぼくと」と言う。里芋の茎を木刀に見立てた愛称。
外見は頼もしいが実はお人好しで柔らかい人柄を指しているイメージ。
●しかし九州男児のイメージとはずれがある。
九州とひとくくりにいっても、各地域で言葉や生活習慣、気風は異なる。現在の「九州男児」のイメージは、主に以下の諸地方のイメージが複合していると思われる。
1.福岡市の博多山笠などに見られる勇ましい男の姿
2.北九州市の小倉を舞台にした『無法松の一生』の無法松のイメージ
3.肥後もっこすと呼ばれる正義感の強い熊本県民の県民性
4.西郷隆盛などの幕末の薩摩藩士によって強化された薩摩隼人と呼ばれる質実剛健な鹿児島県士族のイメージや、ぼっけもん。
画像http://ord.yahoo.co.jp/o/image/SIG=16lb24hlm/
●「いもがらぼくと」の歌詞
♪
腰の痛さよ山畑開き 春はかすみの日の永さ 焼酎五合の寝酒の酌に おれも嫁女(よめじょ)が
欲しゅなった ヤレ もろたもろたよ いもがらぼくと 日向かぼちゃのよか嫁女
ジャガジャガマコチ エレコッチャ(以下略)
♪
鞍に菜の花ヒャラヒャラヒャッと 七つ浦から赤毛布(あかげっと) 可愛い嫁女はシャンシャン馬よ
今年しゃ田植えもふたり連れ
この唄・・・・
日向弁(ひゅうがべん)によるユーモラスな歌詞と、音頭調の浮き立つような節回しが受けて、宴席や祝いの座に欠かせない唄(うた)として人気を集めている。
●これが日向かぼちゃだ。 http://item.rakuten.co.jp/kyunan/kb-001/
ごつごつ感があり、カボチャの原種のようなカボチャ。埼玉のカボチャはもっとお上品だ。高級料理の素材というからびっくりだ。
希少価値のある日本かぼちゃの一種で、まろやかな甘みときめ細かな舌ざわりがあり、 果肉が粘質で煮くずれしないことから、日本料理の最高級素材として高い人気を得ている。
●お人好しの男性と、働き者の女性。そんないかにも日向的な風景と、民情を織り込んだ新民謡が、「いもがらぼくと」である。
「いもがらぼくと」は日向の男性の代名詞で、里芋の茎で作った木刀のこと。見掛けは頼もしく立派だが、中は空洞でたたいても痛くないという、お人よしの人柄を指している。●いっぽうの「日向かぼちゃ」は名産のカボチャを指し、ちょっと見には色が黒くて、小ぶりで派手さはないが、その実おいしさは最高、しかも芯(しん)のしっかりしている働き者。そんな日向乙女(ひゅうがおとめ)を例えている。どちらもうがっていて面白い。
●「いもがらぼくと」の譜面。
相変わらず河童さん譜面にありました。琴古のマイ譜面もありましたが、前奏がこれとは違っていました。そこで音源で確認しながら、河童さん譜面をうつしながら一部を音源似合わせて修正して書いてみました。
音源は2尺1寸で大塚さんが唄われています。(NHK民謡番組からの録音音源)
前奏のがすぐ体に入る曲調で、楽しく唄える。いつか唄ってみたい。
民謡はこういう唄に限るね。舞台でこういう唄をうたうと会場がなごむね・・・・
わたしらはコンクールには関係ないから・・・・こういう唄がいい。
●この男女が所帯を持つ物語を中心に、四季それぞれの農作業や行事をからませ、ユーモラスに描いた唄暦である。
この唄が誕生したのは1954(昭和29)年。宮崎市制30周年を記念して、市が新しいイメージソングをと、公募によって歌詞を募集し、全国から多数の作品が寄せられた。その中の優秀作が「いもがらぼくと」である。もっとも原曲名は「のさん節」。作詞者は作家の黒木淳吉。
ただしレコード吹き込みの際、のさんではいささか消極的、また日向弁ばかりでは全国展開が難しいと、作家の中村地平と詩人の黒木清次が筆を加え、現在の形にまとめられた。
こうして誕生した「いもがらぼくと」は、同年秋に宮崎市で開催された「南国博覧会」で発表され、人気を独占する。それに陽気でコミカルな振り付けが加わり、今や県内外で歌い踊られている。黒潮光る宮崎平野にふさわしい、楽しい新民謡である
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/chiiki/seikatu/miyazaki101/uta_geino/074.html
●「いもがらぼくと」とコミカルな踊り
若い2人の幼稚園の先生がひょとこ面とおかめの面をかぶり「いもがらぼくと」を踊ったそうだ。園児と保護者は喜んだでしょうねえ・・・・踊り終えて、お面をはずすとそこにいつもの先生の顔が確認できたとき、また大きな拍手が起こったことでしょう。
このお面やら衣装を一式そろえて、踊ることが私の夢よ・・・・
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