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2013年03月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

大変危険な「フッ化水素酸」が用いられ
女性の左足指を損傷から切断に成ってしまう事に
国民は驚いて居る事でしょう。


この物質は下記に記した通りですが
自分が使っていた当時の事をお話いたします。


世の中トランジスターからICに代わり
テレビ、音響製品、家電などマイコン制御で
簡単に操作でき使う側も年寄り子供も
同じように操れる時代に成りました。


いわゆる半導体と言われる製品が開発され
未だ進化を続けていますが、家庭でのパソコンは
半導体の恩恵が最も高い製品の一つだと考えます。


半導体製造の過程で半導体チップが製品と成るには
いろんな行程250工程を通ってパソコンの心臓部
CPUやメモリーと言った製品に成って行きます。


ICチップ(5mm角)の物でも材料は石英と
簡単に言ってしまえばそれまでですが
シリコンで出来ています。


このシリコンを円筒形にし機械で薄くスライスし
後に研磨で鏡面に仕上げこれから真空電熱炉の
中に不純ガスを送り込み電極となる部分を成形
します。


一面に薄膜が焼き付けられます、この部分は
たとえばプラスの電極としたならば全部が
プラスに成ってしまう、マイナスも作らなければと
次の行程に入る前に必要ない箇所を「フッ化水素酸」
で溶かします。

この様にして半導体工場では大量の液体が使われます
一般にはガラスの加工が有りますが危険を
伴うので一般人には触れさせていません。


窓に使われるソーダガラスは簡単に削る事が出来
アートとして飾られるケースが有ります。


危険と言われるのは報道でもう知っている事と
思われますが、まず水溶液を扱うにはエフロン手袋、
面体、エプロン、長靴等で防御しなければ
成りません。


水溶液から立ち上る湯気は目や肺などに疾患を
起こさせます。手袋に小さなピンホールが
有って知らずして後に痛みを感じる事も有ったが
すぐに医者に行って手当てを受ければ大丈夫。


だけと今度の様なじんわり染みこむ操作をすることは
最も危険な行為です。
フッ化水素酸水は比重が重く下に貯まりやすい
フッ素は骨を溶かす物質、硝酸はやけどを起こす
この二つが入って居るので暴れると身体に傷害が
出ます。

肌に触れた場合短時間では無いが自然に浸透して
行き、骨まで浸食し何れは切断に成ってしまう事も
考えられます。

この様な危険な液体を5年ほど扱っていました。


下記の記した記事は「ウキディアから」

フッ化水素酸(フッかすいそさん、Hydrofluoric acid)は、フッ化水素の水溶液である。俗にフッ酸とも呼ばれる。フッ化水素酸はフッ化水素と共に多くの薬品、重合体(例:テフロン)およびフッ素を含むほとんどの合成繊維の前駆体である。

濃フッ化水素酸は一般にガラス (SiO2) と反応して溶かすことがよく知られている。

SiO2 + 4HF(aq) → SiF4 + 2H2O(l)
SiO2 + 6HF(aq) → H2[SiF6](aq) + 2H2O(l)
ガラスを腐食する性質のため、フッ化水素酸はポリエチレンまたはテフロン容器に入れて保存される。また、フッ化水素酸は多くの金属も腐食する。特に硝酸との混合酸は酸に対し耐食性の高いタンタルなども溶解する。

通常は47〜48% (d=1.15g cm−3, 27.6mol dm−3) 程度の水溶液として市販され、医薬用外毒物の指定を受ける。



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