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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

変な略語 

2012年01月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 「昨日さぁ〜、ブンブンに寄ったらさぁ〜、ラビィーな子がいてさぁ〜、
私mjdちょうLLでATMのメモとか渡したの。
そしたら、隣のハムトからKDのOBSが入って来て二人で仲良く出て行ったの。
それがNHKでさぁ、二人ともかめるのよ。私MMM、NSXよ」

 こうした言語を流暢に駆使する若い、特に女性の方が実際にこれを聞けば、
大変不自然な言い回しだとおっしゃるかも知れませんが、
内容も含めて、一つのサンプルとして許して下さいね。

 で、我々オジさん・オバさんの年代にとっては何を言っているのか
チンプンカンプンだと思います。以下に「翻訳」してみます。

 「昨日、セブン・イレブンに寄ったら、とてもかわいい子がいたの。
私マジでとても好きになって、『あなたの便り待ってます』のメモを渡したのよ。
そうしたら、隣の公衆トイレから顔でかのオバさんが入って来て
二人で仲良く出て行ったの。
それが何か変な感じで、二人とも動きがのろいの。
私マジでもう無理、何をしてもダメなのよ」

 いや〜、正直大変な言葉ですね。
私などこの稿を書くのにちょっと調べてみただけですが降参します。MMMで〜す。
もっとも、若い人たちが仲間内だけで意味を共有して隠語的に使う訳ですから
私たちがそれを知らなくても何も問題はありません。
ただ、もう少しお洒落に、想像力を発揮して、ひねりを加えた造語・略語なら
ちょっとだけ使ってみたい気はします。

 ひるがえって、一般に使われる略語にも変なもの、おかしなものが多くあります。
網羅的に例を挙げるには荷が重過ぎますので、思い付いた数例だけにします。

 まず、テレビ放送の「地デジ」。何と汚らしく尾籠な印象のネーミングでしょう。
切れ痔やイボ痔を連想するではありませんか。
「T-DMB」という既成の略語はありますが、「デジテレ」くらいにして欲しかったです。
この「テレ」はテレビ(これも略語ですが)と地上のテレストリアルを掛けたものです。

 次に、「スマホ」。本来なら「スマフォ」でしょうが「スマホ」も同様に発音しづらい。
略語にしないで「スマートフォン」と言ってしまった方が良いのでは?
ちなみにこれは1語ですが「スマート」は「ほっそりした、かっこいい」ではなく
「多機能の」という意味です。老婆心ながら。

 もう一つ、「リニモ」。元のリニア・モーター・カーは英語では普通認知されていません。 
和製英語をもっともらしく略語にするのはどうも節操がない気がします。
この「リニモ」の意味する英語には「マグレブ(Maglev)」というれっきとした略語があるので
これを使わない手はないと思うのです。
ちなみにマグレブはMagnetic levitation(磁気浮上)の略でその鉄道を指します。

 かみつき出したら止まらないので、あとこれだけ。
コンピューターやインターネット、スマートフォンなどの世界では略語が
あふれ返っています。
コメ、レス、コピペ、アプリ、HD、SNS、SSD……等々。用語の大半が略語で
用語辞典までありますから只者ではありません。

その中で疑問だったものに「オフ会」又は「オフミ」があります。意味はご存知の通り
「Offline meeting(オフライン・ミーティング)」が元の言葉で
普段はOnlineで交流している同好会的サイトの仲間が
実際に顔を合わせる集会などのことを言いますね。

 しかし、知らないだけかもしれませんが、長年オーストラリアで暮らしていて
Offline meetingという言葉に出会ったことがありません。
説明すれば分かるでしょうが、そう言った概念もないと思います。
実際に顔を合わせることが重要なポイントですから、そこにOfflineを当てているので
不思議な印象になってしまいます。
これも英語の形をした日本製造語であるなら、その略語も根拠が浅薄ですね。



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