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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜
狂気の時代
2017年05月23日
テーマ:テーマ無し
「共謀罪」の法案が衆院の委員会で強行採決された日(19日)の翌日、
中日新聞の文化欄に哲学者であり、京都市立芸術大学長でもある
鷲田清一さんの「下がり行く許容範囲の水準」と題した論評が掲載され
深く感銘を受けましたので、ここで紹介させていただきます。
その冒頭部分はこうです。
〜〜今国会の委員会でくり返される情景に報道で接するかぎりでいえば、
どんな詭弁、強弁、虚言にも、どんな隠蔽工作、ごり押しにも、
「ああ、またか」「やっぱりな」となれっこになっているじぶんにふと気づき、
愕然とすることがある。
知らぬまに「許容不能」の水準がわずかずつ下がっていたことに。〜〜
つまり、あの国会の政府・与党の横暴ぶりに慣れてしまい
はらわたが煮え繰り返るような怒りや絶望感が薄れてしまって
以前なら湧いて来たはずの「許せんっ!!」という激しい感情、怒りが
霧散とは言わなくとも軟弱になってしまったというのです。
残念ながら全く同感です。
その空気を狡猾なやり口で利用して、国会を運営し、
野党の激しい追及をはぐらかし、時には揶揄したり恫喝までして
あの法案の数々を通過させ、させようとています。
私にとって意外な事は、若い人たちに戦争回避への渇望や思想の弾圧を糾弾し警察権力の暴走阻止を叫ぶ人が少なく、平然と政府を支持し法案に賛成する人が多い事です。
確かに、戦争を生き延び、体験した世代はもう残り少ない上に、
日本人の辛いことや悲しいことは、すぐに忘れてしまうという不思議な
性癖を持ち合わせ、豊かな時代にぬくぬくと育った人たちにとっては
現下の狂気を糾弾する気持ちにはならないのかも知れません。
鷲田さんの寄稿の最後に、こうの史代さんの「この世界の片隅に」から
引用があり、ここで再引用ですがご紹介します。
〜〜大ごとじゃった。大ごとじゃ思うとった、あの頃は。
大ごとじゃ思えた頃がなつかしいわ。〜〜
私たちは、一刻も早く気付かないと。
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