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尺八と横笛吹きの独り言

アーア……試験は落ちちゃいました…… 

2011年12月05日 外部ブログ記事
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●都山流尺八楽会東京検定・師範試験は不合格でした。
JR武蔵境の「とある高校」が会場。午後12時30分受験生点呼。
 早めに練習するため、午前10時前には到着。午前中は准師範試験での筆記試験。

さて結果は不合格でした。残念……もしかしたら……なんていうのは甘かったなあ。
春の恵(新曲8寸)と春の訪れ(新曲6寸)は合格。
新青柳(古曲)と峰の月(本曲)は不合格でした。課題曲4曲の内半分が受かりましたが全部合格でないのでダメでした。残念……
 次年度もし受けるのであれば……合格した科目は免除ですので、古曲と本曲の2科目となります。
 「落ちる試験」と言われ続け、まず初年度は「受からない」というのがもっぱらの評判でした。結果はやはりうわさ通り……厳しい試験でしたね。
 師範試験受験生は23名。遠くは北海道から1名、新潟から5名ほど、埼玉、関東様々な地区から准師範の方が受験いたしました。
 ●23名中合格はたったの4名(内1名は准師範試験時のトップ成績の方)で19名が不合格。2年目2回チャレンジの方も残念な結果でした。
4科目全科目全滅の方は6名ほど……
 ●試験が終えて……
今はほっとしています。この数週間はきつかったね……
背中にいつも20キロの荷物を背負っている感じで、常に課題曲を意識して練習はしていました。不合格でしたが今はこの荷物が無くなり軽くなった気持ち。
 来年も受けるか?辞めるか?受けても受からない気持ちがあり、いまは揺らいでいる。年齢も64歳……また1年間……目的を持ち続けられるでしょうか?
年齢的にも師範資格を求めることを辞めて……自由に吹いたら……とも思う。 

 
●待ち時間も練習に余念がない。
思えば……1年前でした……
●1年前に課題曲の55曲(本曲10曲・古曲15曲、新曲8寸15曲、新曲6寸15曲)が発表されました。
●このあと、これの55曲を中心に1年間親師匠や若師匠に指導されてきました。
●12月4日の師範試験10日前(11月24日)に、55曲の中から試験曲4曲がハガキにて本人に通知されます。
古曲(新青柳)・本曲(峰の月)・新曲8寸(春の恵)・新曲6寸(春の訪れ)が試験曲に決定。これからが集中特訓でした。
 曲は決まりましたが、この曲のどの部分が出るかは当日(12月4日)まではわかりません。ただひたすら練習でした。「春の恵み」のチハチレの早い動きとシシピの高音が出ないであせりました。「春の訪れ」は市の文化祭で演奏した曲で、私の予想通りでラッキーでした。
「新青柳」の二上がり箇所が必ず出ると山を張りましたが……残念、「手事」のいやな箇所が出ました。私はハの半音の連打の指使いが違っていまして、直前に師匠から指摘されましたが……時すでに遅く、いまから間に合わないで……そのままで通しました。

●13時。開会式と挨拶。当日の曲での吹奏箇所発表。
それでは各曲での審査委員(1教室一人の審査委員)から本日の曲の吹奏箇所を発表します。実際の様子も記載しました。

古曲(新青柳)……前唄から3行目3小節レのところあたりまで……「はいそこまで」
         4ページの手事に行ってください。
         4ページの5小節くらいまで……「ハイ結構です」

本曲(峰の月)……最初から三行目5小節ピー位まで……「ハイ結構です」
         審査員は4代目中尾都山先生もおられ審査員は二人。

新曲8寸(春の恵)……かまわず、最初から「ハイ」というまで吹いて下さい。
         筝だけの部分は、適宜省略されて結構です。
         1P2行目のレから2P、3Pへと連続吹奏。3Pの4行目のハまで吹かさ         れ……ここで「ハイ結構です」。
         審査員は野村峰山先生でした。

新曲6寸(春の訪れ)……最初からハイといわれるまで吹いて下さい。筝だけの部分は、適           宜省略されて結構です。
           最初の尺八のレから……4行目ラストのレーピハチハチレまででし           た。「ハイ結構です。」
●吹奏順は受験番号の後の23番から19番までの5名の方……試験会場に誘導されます。
他の方は呼ばれるまで練習されて下さい。試験会場では吹く練習はできません。
試し吹きは採点対象となります。
尺八が都山のものかチェックされます。(琴古流の尺八は禁止です)
すべて座奏での演奏。譜面台は試験会場に用意されています。
試験室に入室しましたら、名前でなく受験番号を言って座って吹奏して下さい。

●最初は古曲「新青柳」に5名が第1室に待ち、この部屋で順次吹奏試験……これが終わり次第、次の第2室の本曲「峰の月」を順次吹奏。次に新曲8寸「春の恵」……そしてラストは新曲6寸「春の訪れ」と吹いて……ようやく終わります。
「春の恵」を吹き終わり、すぐに6寸の「春の訪れ」。8寸から6寸への切り替えが数秒でこなさなければいかない。あわただしい。一息つけないで呼吸が整わない前に試験管の前に座ります。大きく息を吸って……すぐ「春の訪れ」でした。

 
●練習中のご本人写真。
これは10時ごろ、試験曲の4曲について練習しているところ。
相棒に撮っていただきました。
 吹奏箇所で新青柳「二上がり」箇所が外れ、「手事」(てごと)と聞かされちょいと焦りましたね。
一瞬「ダメダ」との予感が走りましたね。しかしやるしかない。「落ち着いて!」
●試験曲吹奏での感想
古曲「新青柳」……弾き初めの3行はまずまず、「手事」でツのメリ音をはずしたかな?
         ややぎこちない演奏。やはりハの半音の連打法に落ち度があり、気に         しながらの演奏でした。スムーズな演奏にはなりませんが終わり。          「ダメか?落ちた」かなあ?不安  結果は不合格でした。
本曲「峰の月」……最初のぼんやりした感じ、そして月の出のやや勢いの感じ……まずま         ず……これはいけたかな?4代中尾都山先生も「ハイ結構です」。
         なんとなく審査員の感触が良かったと直感した。
         (しかし不合格でした??)
新曲8寸「春の恵」……最初は気持ちよく吹けたが、一瞬トチリかける部分もありました。
          2ページラストで次ページを気にして一瞬見失いました。
          「すみません」と言い。そこをやり直しました。
          何度も何度も練習した3P7行目のチハチレとシシピ手前で……ハイ          そこまで……結果は合格
新曲6寸「春の訪れ」……呼吸が整わないうちに、順番待ちがなくすぐ試験管前に座りまし           た。「ハイどうぞ」
            落ち着いて!……ピもなんとかきれいに出ました。
          途中何箇所か詰まりましたが、そこはなんとかカバー音もマズマズで          した。    結果は合格でした。


●午後5時に当日発表されました。発表まで二時間も待ちます。これってきつかったです。
ようやく発表。上位者表彰と全体講評。准師範20数名は全員合格。
師範試験の発表です。
受験番号7番は??……ハテ「新」と書いてある?
「新」の字は新曲8寸と新曲6寸の二曲が合格という意味。
古曲と本曲が不合格でした。やっぱりなあ……
腕が上の相棒は3曲合格。4曲とも合格しないと師範試験は合格ではありません。
 厳しい結果でした。
斜線の\は全科目不合格。何も書いてない方は師範試験合格の方でその上の数字は順位。
●試験管の講評の中から……(きびしく言わせていただきますと断りながら……)
教える師範が勉強不足です。
座奏できちんと作法どおり、尺八を膝から立てて吹いた方は23名中お一人だけでした。
 尺八での試験は新都山と我々の都山流尺八楽会の試験がありますが、とくに都山流尺八楽会での師範試験は難しいので有名のようです。
 ただひたすら、実力の世界の試験で一定レベルにない方はバシリと落とされます。

 
●反省会
若師匠(40代後半)と我々弟子2名(50代と60代)が反省会。
ご苦労様でした。カンパーイ。
「先生、期待に添えなく申し訳ありませんでした」
「ここまでありがとうございました」
「こんなに遅くまで長時間付き添いで来ていただきありがとうございました」
疲れました。
 本曲がなぜダメだったのか?来年のこと……今後の練習の仕方……
新年演奏会のこと……
内輪の家庭のお話……などなど。
 長い闘いでした。
まあしばらくは休息して来年の1月からやりましょう……
さあ……気分を変えて明日から年賀状やら、あれやらこれやら……やらねばね……

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