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ホップステップエイジング
年越しそば雑学
2023年12月31日
テーマ:テーマ無し
今日は大晦日。
他の麺類よりも切れやすいことから「 今年1年の災厄を断ち切る」 という意味で年越しそばを食べます。
そばが大好きな我が家。
そばつゆやネギ・ワサビをはじめとした薬味まで、たっぷり楽しみたい私と息子たちはざるそばですが、夫は温かい天ぷらを添えたかけそばなんですね。
だから面倒ですがいつも2種類作ります。
いずれにしても日本人に愛され続ける蕎麦、その背景を少し調べてみました。
冷たい蕎麦を食べる時に薬味を使います。
定番の薬味といえば、ワサビだと思うのですが ワサビを薬味に使う理由をご存知でしょうか?
江戸時代の資料『蕎麦全書』では、「蕎麦の薬味は、大根おろしのしぼり汁が最も適している」「辛い大根がない場合、しぼり汁の代用としてワサビを使う」と解説されているようです。
つまり、ワサビは辛い大根おろしの代用だったのですね。
時代が変われば、薬味も異なり、たとえば江戸時代には、焼き味噌や梅干し、胡桃などが薬味として使われていたそうです。
蕎麦が健康に良い食べ物であることはご存知の通り。
「蕎麦を食べると、気分が穏やかになり、食欲がわく」「蕎麦は胃の働きを活発にし、腸をしっかりさせ、便通を良くする」などと記されています。
当時の蕎麦の作り方については、「茹でた蕎麦をざるですくい、ぬるま湯で洗ったあと、ざるに入れ、そこへ熱湯をかける。蓋をして冷めぬように、水気をなくして出す」と最も古い料理本『料理物語』(1643年刊行)に載っているそうです。
また当時は冷蔵の技術がなく、冷水で締めてコシを出すことは考えられなかったようです。
食べ終えた後の楽しみである蕎麦湯。
『蕎麦全書』(1751年脱稿)によると、江戸時代中期には、まだ江戸では蕎麦を食べた後に蕎麦湯を飲むことが一般的ではなかったとの事。
しかし本草書『本朝食鑑』(1695年出版)では、蕎麦切りを食べた後、蕎麦湯を飲まないと病気になると、当時は信じられていたようで、蕎麦湯が飲まれるようになった時期には、さまざまな説が存在しているそうです。
私はあの白っぽくてとろっとしたお湯でそばの香りを楽しみます。
そば湯を飲むことで、そばが持つ栄養を無駄なく摂取できるんですからお勧めですよ。
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