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馬と呼ばれた男 

2023年06月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:西部劇

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は
『馬と呼ばれた男/A Man Called Horse』。
BS12で2023年6月11日(日)18:00〜放送。

アメリカ・インディアンのスー族と生活をともにした
イギリス貴族の特異な体験を描いた作品。

舞台は1825年のアメリカ中西部。

貴族の生活に不満を感じたイギリス人の
ジョン・モーガン(リチャード・ハリス)は、
アメリカのダコタ地方に探検狩猟に出かけた。

ところがある日、彼は水浴中に、
スー族に裸のまま捕えられてしまった。

初めて眼にする白人の珍らしさに、
彼らはジョンを馬のように、
首に縄をかけてつないでおくのだった。

モーガンを捕えた族長の、
イエロー・ハンド(マヌ・ツボウ)は、母親の
バッファロー・カウ・ヘッド(ジュディ・アンダースン)に
”馬”を与える。

首に縄をかけられ馬として扱われたモーガンは、
逃亡するものの難なく捕えられる。

モーガンは、5年もの間、部族の囚われの身となっている
白人のバティース(ジャン・ガスコン)に、
逃亡のための協力を頼む。

イエロー・ハンドの妹である、
ランニング・ディア(コリンナ・ソペイ)と、
親しくなり、部族の男として認められれば、
脱出することも可能かと考えたモーガンは、
彼女との親交を深めるのだった・・・。

一応西部劇のジャンルにはなっているが、
異色の西部劇ですね。

金曜日に放映された、『小さな巨人』と同じように、
白人側からの視点をネイティブインディアンの
視点に代えての意欲作。

「馬」として取り扱われた主人公が、
全裸で引きずり回される様子は「猿の惑星」を
頭に描き、身振り手振りで意思疎通をする難しさ。

何と言っても、主人公のここで生きていくぞと言う、
強靱な精神力に驚かされます。

仲間になる為の”太陽の儀式”は、映画の冒頭で、
”アメリカでは禁止された”という字幕が入るだけに、
恐い儀式でした。

人間は仲間意識が強いので、仲間以外の者を排除するのは
原始時代からの本能なのでしょうね。
多分、戦争同様、差別問題も決して無くならないと思います。

監督は「キャット・パルー」の
エリオット・シルヴァースタイン。



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