メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

映画が一番!

お早よう 

2020年03月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆様、おはようございます!

コロナウイルスに、経済恐慌と落ち着かない日々ですが、
今日の映画、『お早よう』を観て、現実逃避と、
昔にタイムスリップして、
しばし、浮世の騒がしさから逃れて、
昔の良き時代を懐かしんで下さい。

BS朝日で2020年3月14日(土)13:00〜放送。

東京郊外の新興住宅地を舞台に戦後の
庶民生活を描いた、小津安二郎監督による
1959年(昭和34年)製作の第50作目の映画で
小津作品としては二本目のカラー作品。

舞台は東京の郊外にある小住宅で暮らす人々。

登場人物は、まず、原田家には、
辰造( 田中春男)、きく江(杉村春子 )の夫婦に
中学一年になる幸造(白田肇)と、
それにお婆ちゃんのみつ江(三好栄子) の四人暮し。

原田家の左隣がガス会社に勤務する、
大久保善之助 ( 竹田法一)の家は、
妻のしげ (高橋とよ)と
中学一年生の善一(藤木満寿夫)の三人家族。

大久保家の向い林啓太郎(笠智衆)の家には
妻の民子(三宅邦子)と、これも中学一年の
実 (設楽幸嗣)に、次男の勇( 島津雅彦)、
それに民子の妹の有田節子(久我美子)の五人暮し。

林家の左隣・老サラリーマンの富沢汎(東野英治郎) は
妻とよ子(長岡輝子)と二人暮し。

右隣は界隈で唯一軒テレビをもっている丸山家は、
明(大泉滉)とみどり(泉京子)の若夫婦。
この夫婦は万事派手好みで近所のヒンシュクを買っている。

そして、この住宅地から少し離れた所に、
子供たちに英語を教えている福井平一郎(佐田啓二)が、
その姉で自動車のセールスをしている
加代子( 沢村貞子)と住んでいる。

さて、この小さな世界で紡ぎ出される人間模様を、
小津監督は元気な子供たちにふりまわされる大人たちを
コメディタッチで描いています。

子供の目線で見た、大人の世界は自分の子供時代を
振替っても、そうだったと今、思えば納得?

特に中一の実は、反抗期か、テレビを買ってくれと、
啓太郎(笠智衆)に子供の理論で、たてつくシーンは、
”そう、来るか”と納得?

「お早う」、「今日は」、「今晩は」
「いい天気ですね」、「明日は晴れますかね〜」、
「どちらへ?」、「ええ、ちょっと」
「どう思います〜?」、「本当にね〜」と、

大人は無駄な事に時間をつぶしている、
大人の挨拶は、子供にとっては無駄な事らしい。
子供にはそんな無駄な挨拶の一言から、
社会が成り立っているとは判ってないから、
このギャップが笑えますね。

特に笑えるのはオデコを指で押すとオナラをするという
妙な遊びで幸造がお漏らしするシーン。

1959年(昭和34年)の日本。
当時の暮らしぶりや、服装や建物を見るだけでも、
懐かしい、自分の子供時代に帰れるのもいいですね。

皆さん、自分の子供時代はどうでしたか?



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR





上部へ