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さらば、わが愛/覇王別姫 

2020年03月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆様、おはようございます!

ついに、史上初の選抜高校野球大会の開催中止 に。

又、世界保健機関(WHO)は
新型コロナウイルス感染拡大は
「パンデミック(世界的な大流行)」に相当すると発表。

小さな、小さな病原菌に世界中がパンデミックに、
いつ、終わりが来るのでしょうか。

今日の映画紹介は
『さらば、わが愛/覇王別姫』。
BSプレミアムで2020年3月12日(木)13:00〜放送。
激動の中国近代史を背景に、
京劇の世界で生きる2人の役者の愛憎を、
巨匠チェン・カイコー監督が、
重厚な演出と壮大なスケール、美しい映像で描いた名作。

1932年(昭和7年)の満州事変に始まり、
1937年(昭和12年の日中戦争、
1949年(昭和24年)の中華人民共和国成立。
その後の、
1966年(昭和41年)の文化大革命、
1977年(昭和52年)の 四人組追放後、文革終結宣言。

と、激動の時代背景に翻弄される京劇役者の
小楼や蝶衣の目を通して近代中国の50年を描いているので、
このバックグラウンドを頭に入れてご覧下さい。

原作は李碧華(リー・ピクワー)の同名小説。

1925年(大正14年)の北京。
娼婦の母親に連れられ、孤児や貧民の子供たちが
集まる京劇の養成所に来た9歳の少年・小豆子。

左手の指が6本故に入門を断られるが、
母に指を切断され、捨てられるようにして預けられる。

新入りの小豆子は他の子供たちからいじめられたが、
彼を弟のようにかばったのは小石頭だけだった。

2人は成長し、女性的な小豆子は女役に、
男性的な小石頭は男役に決められる。

小豆子は「女になれ」と老師爺(黄斐/ファン・フェイ)に、
数え切れないほど殴られて、彼らは演技に磨きをかけ、
小石頭は段小(張豊毅/チャン・フォンイー)に、
小豆子は程蝶衣(張國栄/レスリー・チャン)と芸名を改め、
京劇『覇王別姫』のコンビとして人気を博す。

段小はある日、しつこい客に絡まれていた娼婦の
菊仙(鞏俐/コン・リー)を助けたことをきっかけに、
彼女と結婚する。

少年時代より小にほのかな恋情を覚えていた蝶衣は
2度と共演はしないと捨てゼリフを吐いて去る。

その日、北京は日本軍に占領された。

監督がチェン・カイコーだけに京劇を舞台にして、
時代の流れに翻弄された自分の経験を通しての
人間模様を描いた演出と壮大なスケールでの美しい映像は
172分の長時間ですが、見応えはありますね。

1993年(平成5年)製作。

P.S
米中貿易戦争に、この度のコロナウイルスの発生源と、
中国はいつも大国故に、時代に翻弄されるようです。



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