ほっこり

宮武外骨 

2019年08月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:男もすなる日記



今、「表現の不自由」なる某展示会が大問題になっています。個人的見解は述べませんが、敢えて言わせてもらえるならば「不愉快」の一言。

私は雑誌や小説の挿絵として、山藤章二さんのイラストレーションが好きでした。ユーモアの中に風刺が効いていて、読み物にいい味を添えていました。
料理における薬味のような存在とでも言いましょうか、ユニークな画風には必ず面白い言葉が添えてある。
黒鉄ヒロシさんとは又違った趣がありますね。
山藤さんのイラスト付きエッセイ本はかなり読みました。今でも新聞政治欄にある風刺画を見るのは好きです。

さて、私が好きな作家に明治の反骨ジャーナリスト
「宮武外骨」がいます。

「滑稽新聞」や「面白漫画」など数冊読みました。パロディ精神旺盛で時の政治家、世相をイラストや漫画交じりで風刺した作品が多く、今でもなる程とうなずける話やイラストが面白い。中にはあれっという作品もあります。だから検閲も受けた。
(河出書房文庫版でしたが、今は絶版かも知れません。ネットで購入はできるようです)

左側の画像は「頓智研法発布式」と言うパロディで、
明治憲法の「第一條 大日本帝国ハ萬世一系ノ天皇之ヲ統治ス」を「第一條 大頓智協会ハ讃岐平民ノ外骨之ヲ統括ス」としました。
骸骨は明治天皇とみなされ、この作品で不敬罪になりました。当時の問題画像です。

今回の「表現の不自由」騒動で、ふと、宮武外骨の事を思い出した次第です。すでに処分した本ばかりですが、書店で見つかれば改めて購入したいと思います。

外骨、読まれたことありますか?


(以下、ウィキペディアより要約して引用↓)

宮武外骨

明治・大正期にはジャーナリストとして、政治家や官僚、行政機関、マスメディアを含めた権力の腐敗を言論により追及した。日本における言論の自由の確立を志向し、それを言論によって訴えた。また、活字によるアスキーアートを先駆的に取り入れた文章など、様々な趣向を凝らしたパロディや言葉遊びを執筆したことでも有名。
外骨の出版した刊行物の中でも最も有名な『滑稽新聞』は、明治34年(1901年)に大阪で創刊された。

モットーは『威武に屈せず富貴に淫せず、ユスリもやらずハッタリもせず、天下独特の肝癪(かんしゃく)を経(たていと)とし色気を緯(よこいと)とす。
過激にして愛嬌あり』。

時事批評だけでなく下世話な世相の話題まで扱い、現代の週刊誌に相当する内容であった。外骨の記事は巧みに仕込まれた毒とパロディー精神に富み、さらに挿絵も腕の良い職人の手になるもので一般大衆に人気を博した。活字(文字や約物)を並べて絵に見せたり、他愛ない小説に見せかけて(縦組みのページを)横に読むと性的なネタが隠れていたりと今日各種ウェブサイトで一般化した技法(アスキーアートや縦読みなど)の原形も見られる。

・・・

♪ANDREA GONZALEZ〜Tango en Skai 2:49
https://www.youtube.com/watch?v=sRXkk3NvEtA
天は彼女に二物を与え給うた〜美貌と才能


★「飛龍頭」に拍手、コメント頂いた皆様、ありがとうございました。豆腐工場で豆腐、がんもどき、厚揚げ等を作ったこともありますが、コンベアに乗ってたくさんの商品が流れてくるのでかなり手が疲れます。揚げ拾いはそれに熱い。裁断前の豆腐は重くて腰にこたえる作業なので皆が嫌がります。もう、二度としたくない。


※画像2点はネットより



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モッチャンさんへ

ぼてふりさん

まったく同感です。

しかも、中止の理由が脅迫。
何をか謂わんや。
金日成や毛沢東の写真、ワシントン大統領の肖像画も一緒に燃やしていたら、又、別の展開になっていたでしょう。
左派による反日に過ぎません。
反共産国家・反韓はヘイト、反日はアート
ダブルスタンダード〜某国やマスごみ
いいかげんにせい!

2019/08/13 14:34:57

日本人とは思えない

モッチャンさん

表現の自由(憲法第21条)は公共の福祉や公序良俗に反しない限りにおいて認められる(憲法第13条)もので、憲法第21条を盾にとって何でもかんでも認めろ、というは違う。
名誉棄損や他人を傷つけてまで、表現の自由を主張するのはいかがなものか
いわゆる「従軍慰安婦」は捏造だということがはっきりしているのに元慰安婦を象徴する少女像などに加え、昭和天皇の肖像を燃やすような展示物。これに税金10億を投入するなんて!あんた日本人?
被害者面の主催者に驚く(~_~メ) ホンマ情けない!

2019/08/13 00:41:37

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