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吾喰楽家の食卓

乾麺の事 

2019年05月30日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

初めて単身赴任した埼玉では、朝餉に素麺を食べる事が多かった。
今の地に移り住むまでの二年間である。
保存性が良く、短時間で茹で上がるので、出勤前の忙しい時には重宝した。

その後、十数年を経て、富山へ転勤になった。
二度目の仮住まい生活である。
決して仕事が暇だったわけではないが、規則正しい生活をした。
新鮮な魚が手に入るので、自炊生活を楽しんだ。
素麺の出番は減ったが、それでも、時々は食べていた。

現在、毎日が日曜日の身分だから、食事を支度する時間なら充分にある。
相変わらず、麺類は好きだが、素麺など乾麺の出番は激減した。
蕎麦や饂飩など、生麺を茹でる事が多いのだ。
素麺は、保存性が良いので便利ではあるが、意外と割高になる。
それなら、美味しい生麺を茹でた方がいい。

保存性が良いとはいえ、乾麺にも賞味期限はある。
昨日、保存食のローテーションをしようと、昼餉に素麺を茹でた。
茹で時間は、一分三十秒。
久しぶりに食べる素麺は、相変わらず、歯応えや喉越しが良かった。
ところが、風味に違和感を覚えた。
上手く表現出来ないが、「粉っぽい」といった感じだ。
麺を伸ばすための油も、影響しているかもしれない。
時間ならたっぷりある今の私には、乾麺は不要な物なのだろう。

   *****

写真
5月29日(水)の昼餉(素麺・げそ天・アボカドサラダ)と夕餉(豚キムチ)



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