気まぐれりんちゃん

困ったサンの?名画鑑賞   

2019年02月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

私は下手のなんとかで、絵を描くのが好きです。
美術館へ出向いて鑑賞するのも好きです。
(何が描いてあるのかよくわからない現代美術や
前衛的アート作品はちょっと苦手ですけど…)
ここ数年はなんとなく、ですが
ルノアールやモネのような明るくてオシャレな?
印象派の絵が人気なのかな?

精密な描写ではあるけど
パッと見、暗いイメージのルネサンス期の絵や
宗教的絵画の展示より多いような気がしています。

でもですね・・・
あくまでも
私の個人的意見ですが
印象派の絵って暗いと思うんです。
・・・迷走する闇を感じるんです。
そもそも その生い立ち?も 否定や酷評からの
スタートらしいですし。
その先駆け的な 『印象 日の出』からは
・・・その色合いとは裏腹の
ズッシリした重さと質量を感じます。

ていうか
モネの絵は・・・時間を追って見ていくと
もう発狂だし。

彼の絵の終盤は、あんな風に描いたのではなく
あんな風にしか見えなくなっていった
わけですよね?

絵描きにとって視力の衰えは致命的だと思うんです。
見たいものが見えなくなる描きたいものが描けなくなる。
が、しかし
見えない方が美しく見えるのも事実。

印象派に限らずですが
絵描きには絵筆に表現出来るものの限界がだんだん見えてきます。
でも絵を描く人間はそれを越えようと、
それが何かを確かめようと描かずにいられないのが現実。
(終わりなき旅です)
それに描かないと生きていけないんですから。
では何を、どう描くの?

絵はどんなにキレイに美しく描いて誤魔化そうとしても、
作者の苦悩する息づかいさえも赤裸々に晒すチカラを持っているので
それらの苦悩が作品からオーラとなって滲み出てしまいます。

作品と作家が一心同体となって観るものを攻撃してきませんか?

私、モネの絵を鑑賞すると
いたたまれない気持ちになって疲労困憊します。

文献によれば何度か目の手術をしたようですが・・・
モネの絵を見る限り苦しみから開放されたとは到底思えません。

パステルカラーの優しい印象派の絵。

それを観賞して
軽やかにまあ、素敵な絵!くらいで通過できれば良いんですけど…。

この頃は 絵だけではなく
書 にも似たようなことを感じるので
お友達に誘われて行く書法展も・・・キツイなぁ・・・。

でも、
描くのも観るのも止められない
困った私です(´・_・`)



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素直になれなくて ?

あめふり りんちゃんさん

アダージョさん
優しいコメントありがとうございます。

私が表現した物を見て!と作者は言うのに
その作品ではなく【私】の方に
気持ちが向いてしまう事の方が多いんです。
それで作者が救われる と言われれば
そういうのもありか!と
ちょっと安心しました。

2019/02/15 16:02:56

観賞

アダージョさん

あめふりりんちゃんさん

絵画 書画 音楽 何でも人夫々に 好みが有ります。
自分の好みのものに 癒される それが当たり前のこと。
お酒が好きな人も居れば 甘いものが好きな人も居る それと全く同じことでは?

私も絵画は印象派が好きです。
ルオー モネ ゴッホ みんな好きです。

製作者も苦しみながらも 作品を生み出して癒されているのでは?
りんさん の 仰るように苦しみ続け 一生を終る作者も 居るかもしれません。

作品を鑑賞して その苦しみを 感じ取れると言う事は 素晴らしい能力だと思います。
そこで初めて作者が 救われるのかも知れません。

2019/02/15 14:16:09

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