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尺八と横笛吹きの独り言

三下がり調の尺八と三味線での調弦は?? 

2011年06月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●本日の練習会での課題曲 
秩父音頭(篠笛10本)・庄内おばこ・両津甚句・南部酒屋酛すり唄・津軽願人節・ワイハ節・おこさ節・馬美原追分・長崎ぶらぶら節・米節・相馬土搗唄

おこさ節は前奏が二通りあります。
一度、他会派でこの「おこさ節」の前奏を覚えて、師匠の前で吹いた。
「どこで覚えた!」「うちの前奏じゃねえぞ!」他に出入りしたことがバレたことがある。民謡会は他会派の会主のもとで、無許可で参加することは御法度。
 何人かの先輩が首になっている。
なにね、わたしは会主がいない会に参加して、自由会派なので助かったかなあ??
その時は冷や汗ターラターラでした。

●相馬土搗唄をfue殿が2尺の三下がりで唄いました。
このとき2寸下げた2尺2寸で三味線と調弦し、そのあと2寸に戻して吹いてもらったのです。はて?はて??
 本調子は尺八ではロ(1の糸)レ(2の糸)ロ(3の糸)。
二上がり調子はロ(1の糸)チ(2の糸)ロ(3の糸)、となり2の糸は本調子のレより2律あげたチで尺八と合わせます。(2の糸が上がるので2上がり)
さて三下がりはロ(1の糸)レ(2の糸)ハ(3の糸)、となり3の糸は本調子のロより2律下げたハで尺八と合わせます。(3の糸が下がるので三下がり)

 そこで三味線さんは尺八のハを3の糸に合わせにくいのでしょう。
ここで尺八を2寸下げてロを吹きますとこれがハになります。

●演習問題。
こうなります。
歌手は三味線さんにお願いします。
「2尺の三下がりで相馬土搗唄をお願いします」と三味線さんにお願いした。
三味線さんはまず基本の本調子ロレロで調弦する。
ここで3の糸は本調子のままなのでこれを三下がりのハに直さないといけない。
三味線さんは「尺八さーん!2尺2寸でロを下さい!」と尺八さんに振ってくる。
(実際にはここまで具体的な寸法を言ってくる方は滅多にいません。)
そこで尺八さんは2寸下げた2尺2寸でロを吹きます。(これが2尺のハです)
ここで、すかさず尺八さんは最初の2尺に持ち戻って吹きます。
 これでいいのかなあ??
ベテランの三味線さんは、尺八の助けを借りないで一発でロレハをとるのでしょう。

師匠からよく言われたのは・・・・
1の線のロだけの音でいいんだぞ・・・・
2の糸のチやレを吹くと・・・・三味線さんに大変に失礼なことになる。
三味線さんは口(くち)三味線でドントンテンと言って一発で合わせる訓練をされています。
私がわからないのは、この唄を三下がりで唄う場合と二上がりで唄う場合ではどう違いますのでしょう。
 二上がりはにぎやか調子、三下がりはもの悲しい調子。
相馬土搗唄は仕事唄なので三下がりでなく二上がり調子で唄うのではないでしょうか。
昨晩、相馬土搗を三下がりで唄いましたが・・・・ちょっと変だなあ??

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