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尺八と横笛吹きの独り言

道南口説き(どうなんくどき)の譜面が完成よ! 

2011年06月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●北海道民謡「道南口説き」の譜面ができました。 

 こんなきれいな譜面に完成しました。実は河童さんが一部修正したりしながらこんなにもきれいに清書してくれました。私の自己流採譜譜面は自分だけの譜面ですから、多くの方に見せられるものではない。これを岡山まで送付したところ、みごとに清書していただきました。ありがとうございます。日頃、民謡、三曲、歌謡曲と採譜をさらりとやってしまう河童さん・・・・おみごと。

弘童 採譜

 河童 清書なんて書いて。河童先生の前に書かれるなんざあこれが最初で最後。
まことに恐縮デース。(冷や汗)
 都山譜で「道南口説き」を採譜したのは珍しいかもしれない。
高く売れるかも・・・・でも一般公開しちゃいます。
 これは全国的な民謡です。唄が上級な方がよく唄われる唄でいい唄です。
高い声の箇所があり、相当な男性の方でも2尺3寸と低くしないと唄えない。
 採譜での音源は佐々木基晴(もとはる)先生で、2尺1寸管である。
聞くほどに唄ってみたい唄。民謡をやってられる方は江差追分に続く「あこがれの唄」。
 最初の伴奏(三味線)、この後は同じ旋律で捨て伴奏となる。この捨て伴奏の時に太鼓が入る。尺八はこの三味線伴奏では吹かないで「オイヤ・・・・」から吹きます。
(譜面では尺八譜を書いてあります)
 ここを吹くと三味線を邪魔してしまいます。(これを吹きますと野暮になりまして、三味線さんにいやな顔をされます)

●歌詞
オイヤーアーサーエー
オイヤー
私やこの地の荒浜育ち
声の悪いのは
親ゆずりだヨー
節の悪いのは
師匠ないゆえに
一ツ唄いましょ
はばかり乍ら

オイヤー
上で言うなら
矢越の岬よ
下で言うなら恵山のお山
昇り一里で下りも一里
恵山お山の権現様よ

オイヤー
着いたところは
湯の川村よ
さても恐し鮫川ござる
お前砂盛私しや高盛よ
ついに見えたよ函館の街

今夜の泊まりは
新川茶屋でとまるサーエー
http://www.benben.jp/minyo/2_donankudoki.htm

●道南口説きは、今は江差追分と共に全国大会が行われるほどの有名な曲であり、三味線の手もよく、歌い手も歌い映えのする唄になっています。
この道南口説きも佐々木基晴師(現役名人)が掘り出し、ここまでにした唄です。

http://masuda323.blog76.fc2.com/blog-entry-36.html


 
●この汚い手書き譜面が私のマイ譜面。汚いでしょう!!
なにしろ自分だけわかればいいのですから、かまうもんかい・・・・てな調子。
 何かを参考に書き上げたものだろう。相当に時間がかかったことは覚えています。
1行に1時間くらいかかることもある。採譜という作業は産みの苦しみだ。
カセットテープがすり切れる。テープオンオフの指が痛くなる。
いまだに、採譜の技術にはわからないところが多々ある。
譜面というのは、誰かが相当に苦労されて我流に書いて、これを修正しながら清書されて全国版になるんですねえ。
 これがあんなにきれいな譜面になるなんて・・・・最初の写真を見れば相当な美人顔になったことがわかる。ほれぼれするです。(ポワーン)

 
●本曲は「慷月調」などを吹いて遊んでいます。
音源は坂田梁山さん(NHK音源)。
坂田さんとはどういう方なんでしょう。
いい音だなあ・・・・私より年配の方とおもいきや、私よりずっと若い方のようです。
都山尺八コンクールで金賞を受賞された方だ。すごい方ですねえ・・・・

●坂田梁山(尺八)
香川県生まれ。神戸大学在学中より岸原周山・川村泰山に師事。
1985年 NHK邦楽技能者育成会第30期卒業。NHK邦楽オーディションに合格。         1986年 民放FM“ゆく年くる年”に出演。                           
1987年 NHKFM“邦楽のひととき”に出演。(以後出演多数。)                          都山流尺八師範試験主席登第。
1988年 第13回都山尺八コンクール金賞受賞。
http://www.yuki-laneige.com/laneige/RSprofile.htm

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