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吾喰楽家の食卓

眼鏡で知る老化 

2018年05月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

近視の眼鏡を使い始めて、六十年が経つ。
子供の頃は、親が指定する店で、指定された眼鏡を買っていた。
スポンサーだから、やむを得ない。
社会人になり、自由になった。
いわゆる独身貴族だったから、今では驚くほど、高額な眼鏡を買っていた。
今では、さほどでもないようだが、ローデンストックという、高い眼鏡を愛用した時期もある。
いつ頃からか、格安なチェーン店を利用し始めた。
はっきり覚えていないが、二万円前後だったと思う。
最近は、更に安い、セット料金の眼鏡店を利用している。

昨年の今頃、読書用の眼鏡を購入した。
ポイントが貯まり、次回に利用しようと思っていた。
数ヶ月前、その店の名前が変わったことに気が付いた。
折角のポイントが、無効になったと思った。
その店で、一昨年の今頃、遠中距離用の眼鏡を買っていた。
現在、日常的に使っている眼鏡だが、具合が悪くなっている。
今まで、何回も変形させ、その度に直して貰った。
ところが、最近、眼鏡を掛けたまま寝てしまい、僅かだが変形した。
丸二年使っているので、そろそろ、交換の時期かも知れないと思い始めた。

昨日、その眼鏡屋が入っているスーパーへ行った。
眼鏡を買い替える予定はなかったが、店の張り紙を見て、気が変わった。
衝動買いではないが、それに近い状況だった。
期間限定で、前の店のポイントが利用できると云うのである。
後で分かったが、前の店とは何の関係もない店で、単に居抜きで入っただけだった。
四十五分後に、新しい眼鏡を手にした。
今まで駄目だった、ダインイングテーブルから、二・三メートル離れたテレビの文字が、よく読めるようになった。
新しい眼鏡は、近視の度が弱くなっている。
老化が、進んだということだ。

   *****

写真
5月28日(月)の昼餉(セルフの食堂)と夕餉(ローストビーフ)



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