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薪工場見学 

2017年08月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し





















先日の休みの日、最後の自転車に乗った日だが、歩いて帰った後、スウィートグラスのイベントで「薪工場見学」があると聞いていたので行ってみた。
冬も休まず営業しているスウィートグラスには、47の宿泊施設がありそのすべての施設に薪ストーブが設置されている。管理棟やイベントハウスにも薪ストーブがあり、一つの建物に室内とデッキに別々のストーブがある場合もあり、ざっと数えても70の薪ストーブがある。そのほか「薪焚きの湯」と言う名のお風呂もあり、それは大きな薪のボイラーが使われている。スウィートグラスで一年間に使う薪の量は300トンになるという。
スウィートグラスではそのすべての木質エネルギーを自社で生産している。
 
参加してみた見学会では、「あさまの薪」を担当している社長の息子が熱弁をふるう。
玉切りから薪割りまでの工程をオートメーション化した、アメリカ製の特大薪割り機は、見学者の子供たちにも操作させてみる。ボタン一つで大きなチェーンソーの刃があっという間に大木の幹を切断、転がって下の台に移動した玉切り材は、薪割り機であっという間に薪になる。次に考え出された薪乾燥室は、薪ボイラーを熱源にしたエコ乾燥室。
あまり会話をしたことのない社長の息子、この部門を担当してからまるで水を得た魚のように生き生きとしている。薪の話もよかったが、私は何よりも息子殿の変化に喜びを感じたのだった。樹には針葉樹と広葉樹があり、ヒノキ、スギ、マツの針葉樹は建材として使われるが、薪は主に広葉樹を使う。この浅間高原には薪に適したナラの木がたくさんある。ナラは萌芽更新する。つまり、樹木の伐採後残された根株からまた新しい芽が出てくる。したがって針葉樹のように伐採後植林をしなくてもいい。浅間高原の広葉樹は年間3000〜5000トン伐採しても200年、300年先まで途絶えることなく、切れば切るほど山は活性化していくという。
 
最後に参加者には薪を袋に詰め放題で持ち帰れ、子供たちにはここで生まれ育ったカブトムシがもらえるという仕掛けは微笑ましいものだったし、経木(きょうぎ)の技術を使った木を薄く削ったチケットは、サクラとミズキを使った二種類で、とても珍しいお土産になったに違いない。
熱エネルギーの薪については、語れば一冊の本になるだろう。また「あさまの薪」は建材になる良質の樹は製材して建材にしている。これからの展開に目が離せない。
そして、薪工場の目の前にある牧草地と森の向こうには、浅間山が悠然とそびえていた。
 
 
 

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