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尺八と横笛吹きの独り言

オバアチャンのナガーイお話しを・・・・・お聞きました。 

2017年08月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●地域に親しまれる公民館。
パート勤務で週2回ほど公民館で働いています。
その日の勤務は日曜日の15時30分から22時15分までした。

地域の公民館は小学生・中学生・区長・体協・市職員・市長・バス待機場所・ダンス・お茶・卓球・ボーイスカウト・将棋・囲碁・料理教室・地域の集会・選挙投票所・確定申告会場・PTAの会合・・・・・通りがかりの方・おトイレを借りる方・車を駐車する方・・・・・様々な方が来られます。

さて・・・・・その日の・・・・・ 
・・・・・16時ころでしょうか?お一人のオバアチャンが公民館に訪ねて来られました・・・・・

「あの・・・・・」
「この公民館主催の浅草散策旅行に申し込みに来たのですが・・・・・」

「・・・・・申し訳ありません、私は職員でなくてパート勤務のものです。
明日の月曜日には職員が出勤しますので・・・・・電話では受け付けないと書いてありますので、午前中にでもこの公民館に申し込みに来られてください」

・・・・・ここからが・・・・・長い話になりました・・・・・

・・・・・要約しますと・・・・・

私は今75才。一人で住んでいます。
介護施設の清掃業務をずっとずっと長い間やってきました。
あそこで数十年、そこがつぶれていまはこの施設で数十年と清掃一筋でやってきました。
痴呆の患者さんが多く、床清掃したところに、オシッコを漏らしていつも難儀をしています。
介護施設の職員さんは大変な仕事です。

今までバスというものに乗ったことがありません。

それほど・・・・・家と病院だけを往復する。働くだけの人生でした。

「ハ・・・・・はい・・・・・そうなんですか」

今日も自転車で来ました。
夫は酒乱で暴力で、いまは何もしていません。一緒にいればお金をせびられます。
家も車も・・・・・全部、私がずっと働いて買いました。娘の専門学校のお金も自分が働いて用立てました。

酒乱で暴力で、いまは何もしていない夫。自分の娘もこんな家は出たほうがいい・・・・・親戚も夫と離れたほうがいい・・・・・と言っています。
それで、今は一人で夫にわからないところで生きています。
 公民館で主催する「浅草散策旅行」は「無料」と書いてありましたので今日、申し込みに来ました。

「そうなんですか・・・・・暑いのにせっかく来ていただいて、私が職員でないがために受け付けができなくて申し訳ありません。受付用紙がどこにあるかも私ではわかりません」
(日曜日は公民館職員は出勤されないで、我々パート職員が午前・午後のローテーションで二人で管理しています)

・・・・・そ・そ・・・・・そうですか……今日は受付できないんですね。いいんですよ。
今も夫は一人で住んでいまして、私の住所がわかると夫につかまってお金をせびるので・・・・・
お金は全部。飲んでしまいます。働きもしません。

住んでいる場所は夫には言っていません。娘も親戚も「あの家には絶対戻ってはいけない・・・・・」「場所を夫に教えてはいけない」と強く説得されました。

私はこうしていろんな方にお話をしますので、ストレスがないのかもしれません。
いまはダンスやコーラスなどをやっています。

「それじゃ・・・・・今まで大変なご苦労をされて大変でしたね・・・・・今が一番いいのかもしれませんねえ」

そうかもしれません。
ありがとうございました。これから自転車で帰ります。

猛暑の中を自転車が去っていきました。

まことにもって「地域に親しまれる公民館」の一コマでした。およそ1時間ほどお話しされて帰られました。           

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