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テレビで果たした再会　

2017年05月01日
テーマ：古典芸能

大型連休に、息子家族が泊まりで遊びに来る。
昨日は、風こそ少し強かったが、すっきりと晴れたので、洗濯と家の中の掃除をして過ごした。
とはいえ、日曜日は古典芸能のテレビ番組が多いから、観ない訳にはいかない。
その間は、家事は休憩ということになる。

午前5時15分から午前5時45分までは、総合テレビで『演芸図鑑』がある。
ところが、最近、この時間に目が覚めないことが多く、昨日も観ることは出来なかった。
今回は、好きな噺家の一人である、三遊亭一朝が出演した。
この番組は、再放送がないのが残念だ。

午後2時から午後2時30分までは、Eテレで『日本の話芸』がある。
今回は、講談の神田陽子の予定だったが、急遽、三遊亭圓歌に替わった。
圓歌師匠が亡くなって、丁度、一週間が経った。
演題の『中沢家の人々』は、自分、先妻、後妻、それぞれの両親、合計六人と暮らした様子を主なテーマにした新作落語だ。
二年前に国立演芸場で観た『圓歌の道標』と比べ、かなり滑舌が悪かったから、最近の録画かも知れない。
とはいえ、何度聴いても笑えるのは、話芸の成す業なのだろう。
尚、今日の午後3時から、神田陽子の『木津の勘助』が放映される。

午後9時から午後11時45分まで、Eテレで『第38回 俳優祭』が放映された。
ファン待望の夢舞台ということで、歌舞伎と新派の俳優が歌舞伎座に勢ぞろいした。
歌舞伎は、菊之助と海老蔵の監修による『月光姫恋暫』が上演された。
かぐや姫をベースにした物語である。
アドリブが続出し、大いに笑えた。

歌舞伎だけでなく、若手俳優による模擬店もあり、オリジナルのTシャツなどが売り出された。
また、隈取りの色紙が、オークションに掛けられた。
最低入札価格が数十万円とは、驚きだ。
鏡獅子の衣裳をつけた、歌舞伎役者と写真を撮るコーナーもあった。
三人ほどの役者に囲まれて、写真を撮ったご婦人が、インタビューを受けていた。
「最高！」と、興奮冷めやらぬ、その声に聞き覚えがあった。
国立劇場の『三日目の会』で、ご一緒した方である。
一昨年度は左隣、昨年度は右隣にいらしたご婦人で、このブログにも何回か登場している。
観劇中は、よく笑い、よく拍手をする。
この方に、手帳を見せて頂いたことがある。
歌舞伎を観る回数が、私の落語とは比べものにならないほど多い。
今年の十月、国立劇場で再会出来ると思うが、今から楽しみにしている。

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写真
4月30日（日）の夕餉とテレビ画面

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