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吾喰楽家の食卓
反省会in御徒町
2016年12月26日
テーマ:生活
『初演の会』の客は、総勢25名(男性10名・女性15名)だった。
先月より少ないが、会場は30畳足らずの和室だから、空いている感じはしない。
でも、定員は40名。
予定の番組をこなし、はな平さんの音頭で〆て、お開きになった。
着替えをする師匠たちを残し、客の有志は反省会の会場へ向かった。
会場は御徒町駅に近い居酒屋で、毎回、ここを利用しているらしい。
午前11時から午後11時まで、12時間営業の店である。
昼間から飲めるのが、何ともいい。
板の間に並んだ横長のテーブルは、掘り炬燵のようになっている。
並んだ小さな座蒲団には、隙間が全くない。
狭さは、銀座風流寄席と同じような感じだ。
男女13名の参加者だが、女性の方が若干多かった。
シニア世代が中心だが、数人の若い女性も居た。
我々兄弟は、僅かではあるが、最年長らしい。
思い思いに、乾杯用の飲み物を頼み、師匠たちの到着を待った。
程なく、私服に着替えた師匠たちが到着。
総勢16名の反省会がスタートした。
私は、近くに座った菊生さんと、話しをさせて貰った。
父親の圓菊(故)が師匠、志ん生(故)が大師匠である。
その二人から、「菊」と「生」を一文字ずつ貰った、素晴らしい名前だ。
「先月の『宗論』で歌った、讃美歌は良かったですね」
「有り難うございます」
「上手さ加減が、ちょうど良かった」
「苦労しました。稽古では、もっと讃美歌らしく歌ったんです」
「落語の雰囲気が、壊れるでしょ」
「そうなんです。それで、高座では、地声で歌うことにしました」
「それが良かったのですね。お世辞ではなく、本当に良かった」
「そう云って貰えると、苦労した甲斐があります」
「ところで、今日の『くしゃみ講釈』で、胡椒と唐辛子を、云い間違えましたか」
「はい、間違いです。その後、もう一ヶ所、間違えました」
菊生さんは、私が気付かなかった二ヶ所目の間違いを、丁寧に教えてくれた。
たとえ間違えても、上手くまとめるのは、真打の技なのだろう。
「ところで、今日、馬桜さんは、珍しく圓丈方式を使いましたね」
「そうですね」
「国立の9月中席で、圓丈さんの『新寿限無』を聴きました。カンニングペーパーが、胸元から飛び出ていましたよ」
「私は、圓丈師匠に『新寿限無』を、教えて頂きました」
「『寿限無』なら、素人でもある程度は云えますが、『新寿限無』は大変そうですね」
「『酸素、酸素、クローンの擦り切れ・・・・・ヘモグロビンのヘモスケ』です」
「凄いですね〜」
私は、菊生さんが長い名前を一気に云ったのに、驚いた。
「私、小学校に入る前から、ラジオで落語を聴いていました」
「そうですか」
「花魁の意味が、どうしても分からず、母親に訊きました」
「そしたら」
「『大人になれば分かる』って」
「なるほど。最近、解説付きの落語をやる人が居ますが、私は反対です。勿論、花魁の説明まではしませんが」
「そうですか」
「例えば、『雪隠』なんていう言葉が出てくると、『トイレのこと』と説明するんですよ」
「噺のリズムが、崩れますよね」
「そうなんです。聴いている内に、少しずつ分かって来るので良いと思っています」
この日、菊生さんは車を運転して来たそうだ。
カルピスを飲みながら、酒の相手をしてくれた。
「有り難い」と、云うしかない。
私の左隣に座った兄は、偶々だが、5人ほどのシニア世代の女性に囲まれた。
兄は兄で、結構、盛り上がっていた。
午後六時、楽しかった反省会が、お開きになった。
帰路、中野で途中下車して、一軒だけ梯子をして、阿佐ヶ谷の生家へ向かった。
※新寿限無のフルネーム
酸素、酸素、クローンの擦り切れ、細胞壁原形質膜細胞分裂減数分裂、喰う寝るところは2DK、窒素リン酸カリ肥料、人間アセとアルデヒド、アミノ酸リボ核酸龍角散、DNAのRNAのヌクレオチドのヘモグロビンのヘモスケ
*****
写真
12月23日(金)、反省会の居酒屋前で(右から、菊生さん、はな平さん、馬桜さん)
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ウイールマンさんへ
>何かプロの人が書いて・・・
誉めすぎですよ。
クリスマスの酒が、残っているのでは?
これだけ、頻繁に落語を聴いていれば、勉強しなくても覚えますよ。
2016/12/26 08:40:04
パトラッシュさんへ
おはようございます。
電車からです。
今日は、忠臣蔵の楽日を観に行きます。
遊び納めです。
楽しい一日でした。
菊生さんは気さくな師匠で、ついつい、遠慮なしに喋ってしまいました。
大トリだなんて、とんでもない。
精々、二ツ目です。
2016/12/26 08:27:35
吾喰楽さん
すごい落語談義じゃありませんか。
吾さんがこんなブログを書けるなんて、今まで知りませんでした。
何かプロの人が書いているようですよ。
それにしても落語の事よく勉強していますね。
さすがです!
2016/12/26 08:10:50
評論家の域
噺家の記憶力は、大したものですね。
常人には、とても真似の出来ないところです。
(私、常人以下)
それにしても吾喰楽さん、プロを向こうに回し、
堂々の落語談義ですね。
こりゃ、ただ者に非ずと、菊生さんも、舌を巻いたことでしょう。
お兄様も、ご満悦のご様子、よかったです。
きっとまた、来月も行くとおっしゃるでしょう。
本日のブログ、出色の出来です。
それこそ、シニアナビブログの、大トリを取らせたいくらいに……
2016/12/26 07:43:07