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吾喰楽家の食卓

老舗の蕎麦屋 

2016年11月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

黒門町の師匠と云えば、落語好きの方なら大概は知っている、先代の桂文楽のことである。
今、住所表示は上野一丁目に替わり、黒門町の町名は残っていない。
昨日、上野一丁目にある落語協会二階で開催された、落語会に行って来た。
落語協会の斜め向かいに、黒門町の師匠の旧宅があったらしい。
午後一時に落語会は開演するので、昼餉は上野で食べることにした。

上野は老舗の蕎麦屋が多いのは知っているが、この辺りで食べたことはない。
蕎麦好きだが、人気店を回ることはせず、自分で探すことが多い。
昨日は時間の制約があったので、この際、主義を変えることにした。
地の利から、二軒の店が候補に上がった。
鴎外、逍遙、一葉、茂吉などの文豪が贔屓にした老舗『蓮玉庵』と、往年の名噺家たちが集った『池の端薮蕎麦』である。

何れの店も、午前十一時半の開店である。
御徒町駅に着いたのは、開店の三十分前だ。
少し早いので、漬物屋の酒悦を覗いたり、不忍池を散策して時間を調整した。
露地を入って直ぐ、『蓮玉庵』は見つかった。
その並びにあるはずの、『池の端薮蕎麦』が見つからない。

開店の一分過ぎに『蓮玉庵』に入った。
すでに、十数人の先客が居たのに、驚いた。
店構えは如何にも老舗といった感じだが、店内のイメージが違うのに、また、驚いた。
改装されていたのだ。
三十席くらいの店で、先客と相席になった。

昼の特別献立『古式せいろそば別打ち入り三枚重ね』を頼み、またまた、驚いた。
異なる味の蕎麦を美味しく食べたが、一枚の量が少なすぎる。
表面はつるりとしているが、コシのある、初めて経験する蕎麦だ。
でも、次回は、『池の端薮蕎麦』へ行ってみたいと思った。
ところが、帰宅してから、『池の端薮蕎麦』は、店主の体調不良で店を閉めたことが判り、この日の驚き納めになった。

   *****

写真
11月23日(水)の不忍池と蕎麦屋



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喜美さんへ

吾喰楽さん

こんにちは。
寒い日ですね。
雪は小降りになりましたが、まだ、降っています。

職場が近かったので、室町砂場へはよく行きました。
今回の蕎麦の少なさは、砂場どころではありません。
三枚食べても、全く食べた気がしませんでした。

2016/11/24 11:22:56

茹でたて

喜美さん

茹であがりで美味しさも変わりますね
それにしても3段だから量が少なく
3枚食べると満腹ですか
砂場のお蕎麦が昔は少なかった
美味しく感じさせるために少ないのかしら 今は行かないので全く量のことも知らないです ある程度満腹感もほしいです

2016/11/24 11:13:12

パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

一杯飲んで、〆に食べるのには良いかもしれません。

私は迷っています。
「せいろ」を二枚注文する手もあります。

それから、三色蕎麦は考えものです。
茹で上がりが同時ではないのか、少しですが表面が乾いていました。

2016/11/24 07:59:22

私のポリシー

パトラッシュさん

異なる味の、三枚重ね、うまそうですね。
でも、その店蓮玉庵へ、私は行かないでしょう。
相席は苦手、そして、一枚の量の少ない蕎麦は、
「怪しからん」と思ってしまうのです。
蕎麦は庶民の食い物、懐石じゃあるめえし……との思いが強いものですから。

2016/11/24 07:44:41

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