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吾喰楽家の食卓

三日遅れのボジョレーヌーボー 

2016年11月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

解禁の日、スーパーの店先にボジョレーヌーボーが並んだ。
それも、山盛りである。
ボジョレー地方で、ブドウの収穫を祝ったのが始まりらしい。
遠い日本で大騒ぎをするのは、業界の戦術に嵌まるような気がしている。
ワインの山を素通りした。

晩酌は、清酒か焼酎を飲むことが多い。
それでも、時々、ワインを無性に飲みたくなることがある。
一昨日の日曜日がそうで、わざわざスーパーへ買いに行った。
どうせ飲むのなら、ボジョレーヌーボーがいい。
ペットボトルの安いワインを選んだ。

魚料理に向く白ワインで、肉を食べることはあるが、赤ワインで、あまり魚は食べたくない。
揚げたてのフライドチキンを売っていたので、主菜にすることにした。
食べて間がなかったが、他に赤ワインに合いそうな肉料理を思いつかなかった。
赤ワインとフライドチキンの他に、フライドポテトを買った。
副菜は、有り合わせの食材を使うことにした。

かつて、落語や歌舞伎を観に行くとき、弁当を持ち込むことが多かった。
阿佐ヶ谷駅の構内で売っている焼き野菜は、お気に入りの一つだった。
いつか、自分で作ろうと思っていた。
最近、テレビの料理番組で見たレシピを参考にした。
簡単に云うと、餃子の焼き方に似ている。

オリーブオリーブで焼いてから、水を加えて蒸し焼きにする。
頃合いをみて、蓋を取り、水気を飛ばす。
焦げ目が付けば、完成だ。
ソースは、バルサミコ酢をベースにした自己流である。
火を入れることで、まろやかな味になる。

この焼き野菜、盛り方こそ失敗したが、味は中々の優れもので、赤ワインによく合った。
焼き加減が良く、適度な歯応えが残っていた。
ソースは、深みのある、何とも云えない味に仕上がっていた。
ところが、焼き加減も、ソースのレシピも、思いつくままである。
問題は、今回の味を再現できるかだ。

   *****

写真
11月20日(日)の夕餉(絶品の焼き野菜)



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