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子規との会話、みかん 

2016年06月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:俳句ポスト投稿

 津軽に「宇宙(そら)」という名の俳句集団がある。大胆にも、これ以上はない大きさを現す名だ。2015年9月29日に誕生した。メンバーは、主宰の津軽わさおを含み、男子3人、女子2人の5人である。

 今のネット社会を踏まえ、俳句作りの研鑽、活躍の場は、専ら「俳句ポスト365」への投稿による。ここは、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトである。


 俳句集団「宇宙(そら)」は、俳句歴が主宰の津軽わさおの1年1か月が最長で、あとのメンバーは9か月である。初心者集団であるが、全国の俳人に伍し、俳句集団「宇宙(そら)」は、意気軒昂である。
 
 「俳句ポスト365」へは、毎週、全国の700人程度から、3,000句程度が投稿される。そのうち入選句は、天の俳句1句、地の俳句9句のほか、大体、人選の俳句200句、並選の俳句300句の計500句程度だ。残り2,500句は、ボツとなる。17%が入選で、83%がボツというのは、厳しい。

 主宰の津軽わさおが一人で投稿した全8回の分も含む全27回の成績表は、累計で、33人選、62並選、2よしあきベストセレクション、2全ボツである。これは、大健闘だ。


 「俳句ポスト365」への投稿がメインだけに、松山市が生んだ正岡子規大先生のことが自然と意識される。

 津軽わさおは、子規大先生が作られた俳句の中で次の俳句が一番好きだ。

 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺  正岡子規

 理由は、津軽わさおは、大の柿好きだからである。

 掲句は、法隆寺にお参りした後、茶店で一服して柿を食べていると、法隆寺の鐘が鳴り、その響きに秋を感じた、というのである。

 これに対し、津軽わさおは、大の柿好きとして、次の一句を詠んだ。

津軽わさお作

 鐘鳴るも二つ三つと柿を食う

 茶店で一服して柿を食べていると、法隆寺の鐘が鳴った。正岡子規大先生が詠まれた、あの句だな。ああ、秋だなあ。

 それにしても、美味い柿だ。法隆寺の鐘を聞きながらだから、なおのこと美味い。柿大好きのわさおにはたまらない。そこで、わさおは、追加注文し、二つ三つと柿を食べた。ああ、秋だなあ。

 俳句作りをしていると、このように、正岡子規大先生と会話することができる。まさに、時空を超えた会話だ。だから、俳句作りって、楽しい。

 
 秋に、柿を食べながら、ふと思う。法隆寺の句は、柿がテーマだが、みかんがテーマだっていいんじゃないの。なにせ、四国は、みかんの大産地だ。しかも、正岡子規大先生の故郷、愛媛県は、日本一、二のみかんどころである。

 愛媛県はじめ、四国のみかん関連業の方々は、正岡子規大先生がみかんの有名な俳句を詠んでいればいいものを、と思っているのではないか。

 そこで、二句。

津軽わさお作

 みかんでも鐘は鳴るなり善通寺

 石手寺やみかん食えば鐘が鳴る




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