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じいやんの日記

「花散らし」 

2015年04月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:日記

日曜日の雨は桜の花に影響は少なかったようでしたが本日の雨は?
月曜日は一転して青空!
はらはらと散る桜を眺めに行きました。
昔「桜の花びらは、どんなに散っても苦情を言う人がいない」と聞きましたが、最近では色々苦情を言う方も増えたようです。
落葉は近隣トラブルの原因になりますが、桜の花びらで揉めたという話は聞かなかったのは、日本人の桜への思い入れの強さでした。
季語で「花」といえば桜です。
咲き誇る様だけでなく、散っても季語になっています。
聞いたらすぐに思い出す言葉で花吹雪、「花筵(むしろ)」「花茣蓙(ござ)」は、花びらが一面に散った様子を表してますし、「塵」「屑」も上に「花」がつくと、美しい情景の季語になります。
花びらが水に浮かび流れる様は「花筏(いかだ)」。
人に散りかかる様子は衣に見立てて「花衣」と、散り際にも多くの表現が生まれるのも桜ならではです・・・・桜の下でのコップ酒、花弁がはらりと落ちたらそのまま飲むのは風情!
なんて言いながらふらつく足元で立ち上がったり・・・・今日は飲んでません!
そんな桜で気になる言葉が「花散らし」です。
満開の頃に降る雨を、ニュースなどで「花散らしの雨」と呼ぶことがあります。
風流な表現のようですが、良く調べてみると意味はだいぶ違うようです。
「花散らし」とは、古い時代の風習で【旧暦の三月三日に花見をした翌日、若い男女が集い飲食すること】をいう言葉です。
若い男女のことですから宴の後に・・・散るのは桜ではなかったのです。 意味深!
そういえば、季語に「花散らし」はありません。
本来の意味はそうでも、粋な雰囲気なので使ってみたくなる気持ちは分かります。
実際、桜の季節には何回かは耳にします。
若いアナウンサーは「桜を散らす雨」=「花散らし」と、直線的に結び付けているようです。
桜を散らせる雨だから「花散らし」。
この用法に、風流を感じる人もいれば、あまりに直截すぎて風情を削がれるとする人もいるでしょう。
日本人はたった1〜2週間しか咲かない「桜」に思い入れがあるのでしょうか?
満開の際の豪華さと、開花期間の短さに、華やかさと哀れさを感じるのでしょうか?
今日は、各地で入学式が開かれてます、人生の区切り、いいスタートが切れたでしょうか!
おめでとう!
色気はありませんが、花粉の鼻水は連休まで!



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