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高橋大輔選手・「魅力あふれる人間性」 

2015年01月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

2014年10月14日、世界フィギュアスケート界を牽引してきた高橋大輔選手が現役を引退し、一つの区切りをつけた。

 私が人間として魅力を感じる、高橋大輔は、あくまでも、生きるか死ぬかの勝負を挑むフィギュアスケートの選手である。ゆえに、引退しても、高橋大輔選手と呼ぶ。

 その2014年10月14日。高橋大輔選手の現役引退は、一大ニュースとなり、記者会見の模様等がテレビで実況中継された。

 テレビ画面越しに観る高橋大輔選手は、にこやかだ。ひと頃に比べて顔が細いというか、少ししまって見える。高橋選手の地元、岡山県における表彰式の中継では眼鏡をかけていないが、記者会見の席上では眼鏡をかけている。ふちなし眼鏡のようだ。ひげとあごひげ姿である。このイケメンは、どんな格好でもイカす。

 にこやかで、さわやかな表情。高橋選手は、8歳の時からフィギュアスケートを始めて、今、28歳だ。20年間の文字通りの苦節があり、その現役を引退となると、今まで見てきたスポーツ選手であれば、例外なく、涙を流す。

 しかし、高橋大輔選手に限っては、涙が一切なしだ。にこやかに、さわやかに、晴れ晴れとした表情である。

 そして、高橋大輔選手曰く。

 「フィギュアスケート自体を止めるのではなく、競技人生からの引退。現役に未練がないわけではない。1回は復帰できるので、その辺も考えたい」。

 「アイスショーで滑るのは、楽しいし、好きだ。ただ、それだけじゃないという自分もいる。スケートに関わっていくのか、いかないのかという根本的なものを感じたい。スケートには関わっていくのがいいだろうとの思いはある」。


 あれから、3か月が過ぎた。

 この間、フィギュアスケートのグランプリシリーズの各大会や全日本選手権大会が行われた。多くの観客を集め、フィギュアスケート人気は相変わらずのようであるが、どうも各大会の競技内容がいまいち心に響かない。

 なぜなんだろうか。しばし、考える。

 高橋大輔選手が現役を引退する数か月前、ある方が私に「日本のメディアは、フィギュアスケートとスピードスケートを同じ視点で見ているので、高橋大輔選手の素晴らしさをあまり報道してくれない。が、このような選手はもう二度と現れない」と断言された。

 そうか。これだな。「もう二度と現れない」ほどの選手である高橋大輔選手の雄姿がないからね。

 思うに、この「もう二度と現れない」選手であるというのは、フィギュアスケーターとしての資質プラス人間性で考えた場合においてと理解される。


 高橋大輔選手がその競技人生において世界に対して実現して観せたのは、ジャンプで切れ味鋭い4回転等とステップ及びスピンで世界一の芸術性との融合である。これは、世界一美しいフィギュアスケートだ。

 このことについては、次に掲げるまとめ記事における海外の評価・反応を読めば読むほど、確信が深まる。

【海外の評価・反応】高橋大輔を語る89人の言葉【随時更新中・1/4 追加1】
http://matome.naver.jp/odai/2139884763341400701

 高橋大輔選手は、世界中のフィギュアスケートの専門家たちから絶賛されているのだ。絶賛の数々が奥深く、本質を突いているところが実に素晴らしい。

 そして、最も大事なポイントは、高橋大輔選手の「魅力あふれる人間性」にある。

 その基本は、何と言っても、人柄がいいことだ。

 ある方曰く。「高橋大輔選手は、とても才能があって凄いキャリアを持っているのに、非常に謙虚で素直で優しく、気遣いができる人である」。

 また、ある方曰く。「コーチ、振付師、世界中のフィギュアスケートのライバル選手、アイスダンス等他競技の選手たち、リンク管理のおじさん、売店のおばさんに至るまで、みんなが高橋大輔選手の人柄を褒める」。

 高橋大輔選手の言動を振り返ると、ことごとく、自然体である。わざとらしさ、誇張、饒舌といったものがない。何かのウケを狙うこともない。

 こうした自然体であるのは、高橋大輔選手の持って生まれた人間性に起因する。そして、それに加えて、高橋大輔選手が中学2年生の13歳の時、仙台で初めて長光歌子コーチと出会って以降、15年間にわたる長光歌子コーチからの指導の賜物である。

 だから、同様のことは、他の選手がやろうとしたところで、できるわけがない。



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