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映画が一番!

博士の愛した数式 

2014年12月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

今日の映画紹介は「博士の愛した数式」。
BS朝日で2014年12月27日(土)19:00〜放送。
2006年1月に見た時の感想文です。

原作は第55回読売文学賞および
第1回本屋大賞を受賞した小川洋子の同名小説。

監督は「雨あがる」、「阿弥陀堂だより」の小泉堯史。

この映画を観ると数字の不思議さに驚き、
数字に魅了されます。
と同時に心の触れ合いに優しい気持ちになりますね。。

新学期、数学教師(吉岡秀隆)は、最初の授業で
何故、ルートというあだ名がついたか語り始める。
それは、彼がまだ10歳の時。
彼の母親・杏子(深津絵里)は、
女手ひとつで彼を育てながら、家政婦として働いていた。

そんな中、家政婦組合から派遣された家へ。
その家には博士の未亡人の義姉(浅丘ルリ子)が迎え出て、
”世話をしてほしいのは義弟です。”と言う。

彼は交通事故で新しい記憶が80分しか保てなくて、
数学と子供と阪神タイガースを愛する
元大学の数学博士(寺尾聰)だった。

博士にとって、彼女は常に初対面の家政婦。
戸惑いながらも、博士を理解していく杏子。
ある日、”君、息子がいるのか?”と聞かれて、
息子(齋藤隆成)を連れて来いと言う。

息子と会った博士は彼の頭を撫でながら、
”君はルートだよ。
どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、
実に寛大な記号・ルートだ。”と愛称を付ける。

その日から3人は数字を介して、
温かさに満ちた家族生活を始める。

たくさんの数学の用語が出て来ますね。
ルート、虚数、階乗、友愛数、素数、
双子素数、完全数などetc。

数字も単なる記号でなく、博士の視線でみると
まるで生きているように活き活きと
存在価値を主張して来るのに感動しました。

特にオイラーの公式に博士の愛情を代弁させています。
(映画を見ればこの公式の意味が分かりますよ。)

エンディングに出て来る詩が印象に残ります。
「一つぶの砂に 一つの世界を見
 一輪の野の花に 一つの天国を見
 てのひらに無限を乗せ
 一時のうちに永遠を感じる」。(ウィリアム・ブレイク)

そう、人は愛されるより愛することを知っていますから。



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数字

yinanさん

SOYOKAZEさん、今晩は〜!

寺尾聡は渋い俳優になりましたね。
おっしゃるように、この映画を見ていたら
数学の点数も良かったのにと思ったことでした。

彼が映画の中で言ってました。
数字は昔からそこにあるのだから、見つけるのだと。
そう、”見えないけどあるのだよ”。

コンピュータは”0”と”1”で作られています。
その関係を見つけた人は偉いですね。

2014/12/26 18:22:09

もう、朧げですが

さん

yinanさん こんにちは。(こんばんは)

この映画は、随分前に劇場で観て、感動したものですが、細部は朧げになってしまいました。

寺尾聡さんは「ルビーの指輪」を歌っていた頃と違って、お父様に似た、味わいのある俳優さんになりましたね。

昔は苦手だった数学、この映画を、子供の頃に観ていたら、好きになったかもしれない?とちょっぴり後悔したものです。

2014/12/25 17:46:34

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