Jazzと私

文化と音楽の結びつき 

2014年12月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

時代がなんとなく変りそうな気がしてきました。

70年代からおよそ30年間続いた価値観がやっと見直されるのではないかとそんな期待に胸が膨らみます。

私は30歳代で、団塊世代の親を持つ世代が中心になって活動しているプロジェクトチームに所属しています。
私達はいわゆるロストジェネレーションとも呼ばれています。自分達自らの発言をしたことのない世代であり、バブル時代の先輩達とは全く異なる考え方をします。しかし、残念ながら同世代間の結束が弱いという欠点があります。
数年上のバブル期を知る世代とは根本的に違う考え方の私達は、今巷に氾濫する広告やテレビのCMタレントの登場するバラエティーなどに違和感を覚えています。
なぜ私達のものの考え方が世の中の隅においやられているのか長年疑問を抱いてきました。
ところが近年私たちの親よりも上の世代のシニアと言われている多くの人に日本人としての本物の文化を大切にする考え方が根付いていることがわかってきました。
シニア層の協力をえて日本社会におけるこれからの文化のあり方を探りたいと考えております。
今の若者達は、日本の音楽の歴史、変遷などを伝える教育がなされてきませんでした。
当然メディアに登場する以外の音楽の存在は、認識がないのは当たり前。
平成時代になり、メディアが今日の様な強大な支配力を持つと同時に、経済構造そのものが極端な消費型になりました。
実体の無い金融ビジネスの蔓延で、世界中が投機目的の売り買いが横行。
より短絡な商品化の世界は当然音楽分野にも及ぶことになります。

一方、ネット社会の到来で、大手のメディアや従来型レコードビジネス以外の音楽の供給・発信のチャンスは拡がり、従来型メディアでは放送されることのないTV草創期の映像動画や情報がネットユーザーの間で交換され、そのことにあわせて20世紀の歴史的音源の復刻は新たなCDマーケットの展開となってアマゾンなどの通販サイトは瞬く間に強大ビジネスとして従来型の構造の変革を余儀なくされるまでになっています。

今、私達はシニアの人々の協力を得てこの30年の日本の政治による舵取りの修正を試みたいと密かに想いを馳せております。メディアの情報によって人の心が蝕まれ、自然破壊ではない心の環境汚染が進みました。
なんでもお金で買えるという金権社会には正直うんざりしています。
とにかくグローバル化という言葉で美化された裏でひた隠しにしようとしているものが何かを私達の世代は感じ取っています。
それは今喜ばして熱狂させ将来に借金を付回されるというその仕組みが、見えているということを意味します。
まやかしの社会を少しでも良くするにはどうしたらいいか?
着目したのは日本独自の文化の在り方と音楽との結びつきです。



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