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尺八と横笛吹きの独り言

「尾上の松」の難所・・・・やらやらめでたや・・・・ 

2014年08月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

いよいよ8月に入りました。今日、明日と狭山の七夕・・・・近隣の盆踊り・・・・
夜になるとあちこちと花火の音がする。
台風が接近して、関東地方も夕刻から夜半のかけての空模様が不安。
 新聞紙上では心が暗くなる凄惨な猟奇的犯罪の佐世保殺人事件が起こった。
なにやらめでたくないが・・・・昨日は「なにやらめでたや・・・・」の唄いが入る「尾上の松」に取り組んだ。この曲の難所を6箇所あげてみた。
●難所1 
P1三行目・・・・「やらやらめでたや・・・・」の唄の前。少徐。赤部分。

赤の箇所で少徐になる。チーハロでは「ロ」で箏と一致する。チーハは箏とは一致しないから迷う。して最後の「ロ」は貯めて(間をおいて)「ロ」となる。
            
 
●難所2
P16行目倍徐部分。最大の難所・・・・迷走しやすい箇所。
ローレ チ(半) チ(半) レ
最初のチの2拍で2拍目の裏で箏が入ります。この音を聞いて(大切)次のチレに入ります。
このチレはチイ レエとを意識しながら箏と合わせる。
・最初のチの2拍で2拍目の裏で箏が入るので、ここでうっかりこの箏の裏音に合わせて尺八が2番目のチに合わせてしまう。すると迷走してしまうのです。

 
●難所3
P2三行目初段、三下がりの雅楽調の箇所。
甲ハの4拍。4拍目に箏が納めて回すリズムを刻みます。これが4拍目だ。最初はこれがつかめない。
演奏の場合はこの三下がり初段の雅楽調はカットされることが多い。
でもこの雅楽調はおもしろく味わいのある箇所でもある。作詞・作曲者は不明の「尾上の松」・・・・九州地方で長い間唄われ続けてきた地唄の歴史の重みを感じる。


●難所4
P2終わりから3行目。速部分。暫時徐からここで狂ったように猛速になる。
なんじゃこりゃ・・・・なかなか追いつかない。そこでこの早さをイメージしながらその瞬間を待ち箏と合わせる。

 
●難所5
P2終わりから3行目。唄の「めぐみ・・・・」の箇所。ここもむずかしい難所。
乙チ(半白) チ(4拍)少速 チ(2拍)チ(1拍)○の箇所。
乙チと唄の「め」は合います。
次の4拍のチは少し早いです。この4拍目に箏の(チン)が入ります。ここが惑わされる。
さらに次のチの2拍の2拍目ににだけ箏の(チン)が入ります。
少速なのでうっかりすると通過してしまう。ここはむずかしく惑うところです。 

 
●難所6
中庸。P5の1行目、2小節目チ。「おもしろや・・・・」の「し」チの3拍部分。
三拍数える。3拍目に箏の「チン」が入ります。
して4拍目は○ですから1拍の休み、ここは争は入りません。

●難所7
P5最後から2行目。漸次徐箇所。

「ま」チ(1拍) チ(1拍)ロ(短い) ハ(半)
「まいうたう・・・・」の「ま」が独立しての唄い。チ(1拍) チ(1拍)を聞いて次の
「ロ」が短い、あっという間に甲のハ(半)が来る。呼吸がむずかしい。ちょいととまどう納めの大事な箇所だ。

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